CdSe量子ドット及びその製造方法

開放特許情報番号
L2010000027
開放特許情報登録日
2010/1/8
最新更新日
2016/10/18

基本情報

出願番号 特願2007-339936
出願日 2007/12/28
出願人 独立行政法人放射線医学総合研究所
公開番号 特開2009-161372
公開日 2009/7/23
登録番号 特許第5019052号
特許権者 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 CdSe量子ドット及びその製造方法
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 CdSe量子ドット
目的 単一反応において均一サイズのCdSe量子ドットを高度に再現性良くかつ容易なコントロールにより多数種合成できるCdSe量子ドットの製造方法を提供する。また、望む大きさとスペクトル特性を有し、高い均一サイズを有する量子ドット分画を高度に再現性良く合成できるCdSe量子ドットの製造方法を提供する。また、Cd前駆体あるいはSe前駆体の利用率を高めて(収率の向上)、環境にやさしいCdSe量子ドットの製造方法を提供する。
効果 正確で制御しやすいCdSe量子ドットの製造方法を提供する。例えば、2〜3nmの波長精度で、望む正確な放射波長のCdSe量子ドットを得ることが可能である。また、非常に再現性の高いCdSe量子ドットの製造方法を提供できる。従って、目的のサイズの量子ドットを容易に得ることができる。
技術概要
 
CdSe量子ドットを合成する方法であって、Cd前駆体溶液とSe前駆体溶液を混合し、混合物を0.10℃/分〜0.80℃/分の上昇温度勾配で、好ましくは0.20℃/分〜0.55℃/分の上昇温度勾配で、更に好ましくは0.20℃/分〜0.50℃/分の上昇温度勾配で加熱する。この方法において、混合物の加熱は110℃〜250℃の温度範囲で行うことが好ましい。この方法において、Cd前駆体溶液中のCdとSe前駆体溶液中のSeの原子比は、0.85:1〜1.10:1であることが好ましく、0.9:1〜1:1であることが更に好ましい。また、この方法において、Cd前駆体溶液が、炭素数10〜18の脂肪酸を含むことが好ましく、炭素数18の脂肪酸を含むことが更に好ましい。また、この方法により製造される量子ドット分画は、サイズが5nm以下、好ましくは4nm以下でかつサイズ分布が5%以下である量子ドットからなり、量子収率が40〜80%、好ましくは50〜70%である、という従来に無い、狭いサイズ分布と高い量子収率を示す新規な量子ドット分画である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 一つの反応混合物中に2種類以上(例えば5種類以上、更に6〜10種類)の均一サイズのCdSe量子ドット分画が、経時的に順次合成されるため、順次分画を得ることにより、加熱を停止せず、かつそれぞれ精製せずに均一サイズの分画を得ることができる。更なるサイズ選択工程は、量子ドットの凝集を促進させ、最終の非凝集生成物の生成収率を低下させる。量子ドットフラクションは初期には非凝集体であり、高い透明性を有し、サイズ選択及び精製が不要である。
改善効果2 ほとんど完全にCd前駆体やSe前駆体を使用することが可能であり、環境にやさしいCdSe量子ドットの製造方法を提供できる。量子収率が非常に高いCdSe量子ドット分画を提供できる。量子収率が非常に高いCdSe量子ドット分画は、CdSe量子ドットを利用する全ての工業技術及びライフサイエンス技術分野において有利に用いることができる。
改善効果3 サイズ分布は非常に狭いCdSe量子ドット分画を提供する。サイズ分布が非常に狭いCdSe量子ドット分画は、特にライフサイエンス技術分野において有利に用いることができる。発光スペクトルの半値全幅(FWHM)が非常に狭い(すなわちシャープなスペクトルである)CdSe量子ドット分画を提供する。発光スペクトルの半値全幅(FWHM)が非常に狭いCdSe量子ドット分画は、多重ラベリング及びイメージング、多重検知、2D及び3Dディスプレイ、蛍光標準において有利に用いることができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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