腹膜保護剤および腹膜保護剤の調製方法

開放特許情報番号
L2009006999
開放特許情報登録日
2009/12/18
最新更新日
2015/6/18

基本情報

出願番号 特願2011-510219
出願日 2010/4/21
出願人 国立大学法人 岡山大学
公開番号 WO2010/122787
公開日 2010/10/28
登録番号 特許第5731969号
特許権者 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 腹膜保護剤および腹膜保護剤の調製方法
技術分野 食品・バイオ
機能 材料・素材の製造、安全・福祉対策
適用製品 腹膜保護剤、腹膜保護剤の調製方法、腹膜癒着形成・腹膜肥厚・腹膜損傷等に有効な腹膜保護剤、腹膜透析排液から回収した腹膜中皮細胞、上皮様形態細胞、腹膜中皮細胞を有効成分とする腹膜保護剤、再生医療用材料
目的 腹膜癒着は、外科手術の予後に大きな影響を与える。また、腹膜透析患者の被嚢性腹膜硬化症の手術後に癒着を引き起こすことが多く、いまだ有効な治療がない。癒着防止剤も使用されているが、使用部位が複雑形状の場合や腹腔鏡下での手術には適さないし、腹膜透析患者の被嚢性腹膜硬化症術後の癒着予防は難しい。近年、腹膜中皮細胞の移植が注目されているが、移植に用いる中皮細胞のソースなど、解決すべき課題は多い。そこで、十分量の腹膜中皮細胞を簡便に採取する方法および採取された腹膜中皮細胞を有効成分とする腹膜保護剤を提供する。
効果 この腹膜中皮細胞の採取方法により、十分量の腹膜中皮細胞を簡便に採取できる。採取された腹膜中皮細胞は、腹膜保護作用、即ち腹膜癒着形成、腹膜硬化、腹膜損傷等に有効に作用し、これらの防止剤や治療剤としての腹膜保護剤として使用でき、更に損傷を受けた腹膜の再生医療用材料となりうる。再生医療用材料として用いる場合、適用部位が複雑な形状であっても腹膜中皮細胞が障害腹膜等に生着・増殖し、腹膜再生が可能であり、従来不可能であった部位での腹膜保護作用等の機能が発揮される。
技術概要
この腹膜保護剤は、腹膜透析排液から回収した腹膜中皮細胞を有効成分として含む。又、腹膜透析排液から回収した腹膜中皮細胞が、上皮様形態細胞であり、この上皮様形態細胞は、肝細胞増殖因子を発現してなる。腹膜保護は、腹膜癒着形成、腹膜肥厚或は腹膜損傷を含む腹膜の障害に有効に作用する概念で用いられ、この腹膜保護剤は、腹膜癒着形成、腹膜肥厚或は腹膜損傷に対して、予防的或は治療的に用いることができる。この腹膜保護剤は、採取した腹膜透析排液から細胞を回収し、更に上皮様形態細胞を選別する工程を含む方法により調製できる。上皮様形態細胞の選別は、腹膜透析排液から回収された細胞を培養し、形態学的に上皮様形態細胞と認められる細胞を選別することによる。又は、上皮様形態細胞の選別は、腹膜透析排液から回収された細胞につき、上皮様形態細胞に特異的に発現されるマーカーを指標として選別することによる。ここで、上皮様形態細胞に特異的に発現されるマーカーとしては、肝細胞増殖因子が挙げられる。この腹膜中皮細胞の採取方法は、採取した腹膜透析排液に含まれる細胞を収集し、上皮様形態細胞を選別する工程を含む。図は、腹膜中皮細胞の採取方法を示す模式図である。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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