RXR作動性物質を有効成分とする抗アレルギー剤

開放特許情報番号
L2009006974
開放特許情報登録日
2009/12/18
最新更新日
2014/7/31

基本情報

出願番号 特願2010-532822
出願日 2009/10/8
出願人 国立大学法人 岡山大学
公開番号 WO2010/041449
公開日 2010/4/15
登録番号 特許第5542059号
特許権者 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 RXR作動性物質を有効成分とする抗アレルギー剤
技術分野 食品・バイオ、有機材料、化学・薬品
機能 材料・素材の製造、安全・福祉対策
適用製品 レチノイドX受容体作動性物質を有効成分とする抗アレルギー剤、アレルギー性疾患治療薬
目的 アレルギー性疾患治療薬として、現時点では、ステロイド剤以外の抗アレルギー剤は、その薬効が十分でないことから慢性及び重症化したアレルギー症状の治療には使用できない。一方、最も強力な抗アレルギー剤であるステロイド剤には多くの副作用があることから、その使用には限界がある。ステロイドと同等の薬効を有し、副作用が軽減された薬物の開発が望まれる。そこで、アレルギー疾患に対して、効果的に作用し、かつ副作用が軽減された新規抗アレルギー剤を提供する。
効果 この抗アレルギー剤は、アレルギー性疾患の治療において効果が認められるステロイドと同程度の薬効が期待され、ステロイドに比べて有意に副作用が軽減された優れた薬剤である。この抗アレルギー剤の有効成分は、ステロイドが有する作用とは異なる作用機構でアレルギー性疾患の症状を抑制する。この抗アレルギー剤は、慢性及び重症化したアレルギー性疾患に対しても使用することが期待される。
技術概要
核内受容体であるレチノイドX受容体(retinoid X receptor;RXR)作動性物質を有効成分とする新規抗アレルギー剤に関する。RXR作動性物質とは、そのような性質を有する化合物であればよく特に限定されない。自体公知の化合物であってもよく、好ましいものとして、式(T)で表される化合物が挙げられる。式中、X↑1,Y↑1はCHもしくはN、X↑2,Y↑2はCH,CR↑4もしくはN,WはNR↑3もしくはCR↑3である。R↑1,R↑2はアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール等を、R↑3は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールを、R↑4はアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、アミノ等を、そして、Zはカルボン酸、カルボン酸エステル、又はヒドロキサム酸で、アルキル、アルケニル、アルキニルを介していてもよい。中でも、Wが=NR↑3でX↑1及びX↑2の何れか一方がCHのものが好適である。特に好ましい具体例は式(W)の化合物である。
イメージ図
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【有】   
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