出願番号 |
特願2009-136787 |
出願日 |
2009/6/8 |
出願人 |
国立大学法人信州大学 |
公開番号 |
特開2010-280977 |
公開日 |
2010/12/16 |
登録番号 |
特許第5582464号 |
特許権者 |
国立大学法人信州大学 |
発明の名称 |
金属ナノシートの製造方法、および金属ナノシート |
技術分野 |
金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
金属ナノシート |
目的 |
金属化合物の層状化合物を前駆体として利用することにより各種の金属ナノシートを製造することのできる金属ナノシートの製造方法、およびかかる方法で製造された金属ナノシートを提供する。 |
効果 |
触媒や薄膜形成材料、塗膜等といった各種分野への応用を図るのに必要なナノシートのラインナップや拡充を大幅に実現できる。また、原子拡散を抑制しながらホスト層一枚一枚の還元反応を進行させることができるため、層状化合物のラメラ構造を大きく壊すことなく、金属ナノシートあるいはその積層体を得ることができる。それ故、既存の金属クラスターサイズに匹敵する1nm以下の厚みを有し、シート平面方向には30nm以上、例えば、数μmのサイズを有する金属ナノシートを実現することができる。 |
技術概要
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金属ナノシートの製造方法は、金属硫化物、金属酸化物、金属水酸化物、粘土鉱物等の金属化合物が層状に重なる層状化合物を準備する層状化合物準備工程ST10と、金属化合物を還元して層状化合物を前駆体とする金属ナノシートを得る還元工程ST40とを行なう。還元工程ST40では、還元性雰囲気下での焼成処理を行なう。また、単層剥離工程ST20の後、還元工程ST40の前に、金属化合物ナノシートを自己組織化により堆積させて薄膜を得る堆積工程ST30を行い、還元工程ST40では、金属化合物ナノシートの薄膜の状態で金属化合物を還元して金属ナノシートを得る。層状化合物準備工程を行なった後、還元工程の前に、層状化合物を単層剥離させて金属化合物ナノシートを得る単層剥離工程を行い、還元工程では、金属化合物ナノシートの状態で金属化合物を還元する。単層剥離工程の後、還元工程の前に、金属化合物ナノシートを堆積させて薄膜を形成する堆積工程を行い、還元工程では、金属化合物ナノシートの薄膜の状態で金属化合物を還元する金属化合物の還元生成物であって、厚さが1nm以下で、シート平面方向における寸法が30nm以上である金属ナノシートである。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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