植物系材料の成形体の製造方法及びその成形体

開放特許情報番号
L2009006489
開放特許情報登録日
2009/11/13
最新更新日
2015/9/29

基本情報

出願番号 特願2009-178319
出願日 2009/7/30
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2010-052426
公開日 2010/3/11
登録番号 特許第5500541号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 植物系材料の成形体の製造方法及びその成形体
技術分野 繊維・紙、機械・加工
機能 材料・素材の製造
適用製品 植物系材料の成形体
目的 植物系材料に直接的な加圧及び間接的な圧縮力を加え、賦形して一体化することにより成形体を製造する方法及びその成形体を提供する。
効果 植物系材料の本来的な繊維構造を反映させた任意の三次元形状の薄肉成形体を製造し、提供することができる。
技術概要
植物系材料を所定の自由空間を有する金型に供給し、材料に圧力を加えることにより成形して成形体を製造する方法である。植物系材料を、金型内の一箇所ないし複数箇所に供給し、プレス手段で該材料を直接的に加圧することにより、材料を構成する細胞間に剪断力を作用させて細胞の位置関係を変化させ、材料を流動させること、それによって、材料を金型内の所定の自由空間に移動させ、金型内の自由空間に充填し、間接的に圧縮力を加え、賦形して一体化すること、により、所望の成形体とする。複動のプレス手段を用い、金型の動作を制御する。植物系材料を、単一ないし複数のバルク体として、金型内に供給する。図に、金型内の複数箇所に竹材料が供給される場合の材料の配置例、及びその時の成形品を例示する。成形に際して、細胞の圧縮による変形のみならず、材料を構成する細胞の位置関係が変化することによる変形、流動が起こり、例えば、3個の材料バルク体と放射状及び放射状と直交方向に交互に配置された8個の短冊型材料とが、金型内で最終的に賦形され一体化して、コーン形状の成形品が作製される。この場合、金型内に配置する材料バルクの個数及び配置形態は、任意に設定することができる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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