出願番号 |
特願2009-173900 |
出願日 |
2009/7/27 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2011-025283 |
公開日 |
2011/2/10 |
登録番号 |
特許第5229909号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
スピニング加工方法及び装置 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
スピニング加工装置 |
目的 |
薄板を含む均一な板厚の素板から、加工ローラを1パスで動かすスピニング加工によって、比較的加工力の小さな加工装置を用いても、周方向の一部の領域の面に関して、強度が必要とされる箇所を肉厚にするなど、不均一な肉厚分布の製品を成形可能なスピニング加工方法を実現する。 |
効果 |
製品の形状によらず、被加工部の肉厚を従来のスピニング加工法とは異なり周方向に不均一な肉厚分布に調整することができる、つまり、製品の肉厚を増加あるいは減少させたい部分があれば、この加工法を用いることで素板の板厚分布を変えなくても、その部分の肉厚を調整することができる。また、素材を強制的に流動させるのではなく板の自然なずれ変形を利用して肉厚を変化させるので、薄板にも適用可能であり、ローラの駆動推力が比較的小さい装置でも実行できる。 |
技術概要
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図1はスピニング加工装置を示す概略平面図で、スピニング加工装置10は、ワーク1を初期形状である平板1aから最終的には、主軸3を中心軸とする円錐台形状1bに加工する。ワーク1は治具2と主軸3に挟まれて固定され、モータ4によって主軸3とともに回転する。モータ4は、回転角度θを検出するエンコーダなどの回転角センサを備える。棒状の加工ローラ5は、先端に球面状の加工面を有し、ボールねじや油圧シリンダなどのアクチュエータで駆動される半径方向の直動テーブル6によって、平板1aの半径方向に前進あるいは後退する。また、半径方向の直動テーブル6は、主軸方向の直動テーブル7によって主軸3と平行に前進あるいは後退する。これらの直動テーブル6、7は、それぞれ送り量を検出するエンコーダなどの変位センサを備えるものとする。直動テーブル6、7の駆動は、上記ボールねじや油圧シリンダなどのアクチュエータを制御する制御装置により制御される。図2はワークと加工ローラの接触の様子を示した説明図である。図3は加工中における螺旋状の工具軌道の例を示した説明図である。図4はこの加工法による製品を示した写真である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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