出願番号 |
特願2009-172626 |
出願日 |
2009/7/24 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2011-024741 |
公開日 |
2011/2/10 |
登録番号 |
特許第5267996号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
熱影響が極小で微細形状が形成された管,軸材及びその加工方法 |
技術分野 |
機械・加工、生活・文化、電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
熱影響が極小で微細形状が形成された管、軸材及びその加工システム |
目的 |
レーザ加工による熱的影響層が存在せず、かつ、微細なパターン孔形状を精度良く効率的に金属製管に形成できる加工方法、特に、レーザ加工による熱的影響層が存在せず、血小板の付着量を削減し、血管・赤血球の損壊を低減できる、医療用ステントに好適な加工方法を提供する。 |
効果 |
この加工方法では、レーザ照射は、パターン孔底部の不動態膜(絶縁被膜)の除去のために照射され、レーザ照射により金属の除去を行うものではないから、レーザ照射による熱的影響層や溶融凝固物が発生せず、特に、ステントにおいては、血小板の付着量を削減し、血管・赤血球の損壊を低減できる。 |
技術概要
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図1は、加工方法の説明図である。ステントの加工方法は、金属製管の外表面全体に絶縁被膜を形成し、次に、パターン孔を形成する部分の絶縁被膜を除去し、次に、電解加工により金属を除去しパターン孔を形成し、電解加工を続けているうちにパターン孔内面全体に不動態膜が生成され、それが絶縁被膜として作用するようになったら、パターン孔底面の絶縁被膜をレーザ照射により除去し、次に、パターン孔底面の絶縁被膜が除去された部分から、電解加工により金属を除去し、パターン孔が貫通するまで、電解加工、レーザ照射を繰り返す。図2は、この加工方法を実施するための加工装置を示し、金属製管にパターン孔を形成する場合に適用する。図3は、この加工方法を実施するための加工装置の他の例を示し、図3の装置で、図2と異なる主な点は、加工物である金属製管は、管軸を回転軸として、管軸を垂直な状態で回転支持され、レーザ照射装置は、電解槽の壁に設けた窓を通して、電解液中に浸漬している部分にレーザ照射を行うよう配置されている点が異なる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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