軌道走行車両

開放特許情報番号
L2009005424
開放特許情報登録日
2009/9/18
最新更新日
2012/7/30

基本情報

出願番号 特願2007-188474
出願日 2007/7/19
出願人 有限会社山口木工所
公開番号 特開2009-023500
公開日 2009/2/5
登録番号 特許第4990703号
特許権者 有限会社山口木工所
発明の名称 軌道走行車両
技術分野 輸送
機能 機械・部品の製造
適用製品 軌道走行車両
目的 軽量で嵩張らない方向転換手段を具備すると共に、脱線を回避する構造や、追突を回避する構造を兼ね備えた軌道走行車両を提供する。
効果 方向転換手段として、フレームの略重心位置を支点として起伏自在に梃子を支持し、ハンドルを介し人力を以って、いったん梃子が鉛直に起立した際に、別途解除操作を行わない限り揺動や倒伏を規制するストッパを設けた構造を有することから、比較的少ない力を以って安全に軌道走行車両の方向転換を行うことができる。
技術概要
フレーム5に固定された自転車1は、その前輪2が、前輪スタンド12に支持されつつ軌道レール4上に載り、そのタイヤの弾性を以って軌道レール4に密着すると共に、ガイドホイール9の作用によって後輪3を軌道レール4上に載せつつ、軌道レール4の傾斜、又は運転者がペダルをこぐことによって生じる自転車1の後輪3の駆動力によって走行し、自転車1に備え付けられたブレーキ、又は、フレーム5に別途付設されたブレーキを以って停止する。緊急時にあって制動力が不足する場合には、方向転換手段を、補助ブレーキとして用いることができる他、パーキングブレーキとして用いることもできる。方向転換は、ハンドル23を以って梃子19を起立させ、バランスをとりながらフレーム5を搭載した自転車1と共に180度旋回させ、再び、ガイドホイール9を軌道レール4に乗せる事によって完了する。退避の際には、踏み切りの様な軌道レール4の周囲が平坦にされた領域において、方向転換と同様に適当な角度だけ旋回させ、梃子19を再び平伏させることによって、自転車1の前輪2及び後輪3又はガイドホイール9の転動を利用して移動させる。
イメージ図
実施実績 【有】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 梃子の脚部分の先端に先細りの支部を備える構成を採ることによって、方向転換を行っている際に、枕木や敷石に先端が食い込むことで回転軸のズレが生じ難く、安全に方向転換を行う事ができる。ガイドホイールが、軌道レールの内面に向かって下向きに傾斜する踏面を備えると共に、軌道レールの内側に接するフランジを備えることによって、比較的スピードが出た場合であっても、軌道レールに沿って安全に曲がることができる。
改善効果2 固定手段は、各自転車について、前輪の車軸を支持する前輪スタンドと、後輪のタイヤを回転可能に把持する溝が保持面に周設され後輪を弾性的に下支えする従動ホイールとで構成されることによって、踏面の構造を以ってフレームが左右何れかに傾斜し、左右のフレーム高が変化した場合であっても、従動ホイールがその変化に追従し、自転車の後輪と、軌道レールの踏面との密着を常に良好に保つ事ができる。
改善効果3 軌道レールと搭載した自転車の前後輪とが密着する構造を採る結果、自転車の前後輪の両ブレーキを有効に活用することができ、制動力が不足する場合には、方向転換手段を、緊急用の補助ブレーキとして併用できる他、パーキングブレーキとして用いることもできる。

登録者情報

登録者名称 有限会社山口木工所

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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