醸造酒用タンパク質除去剤

開放特許情報番号
L2009005377
開放特許情報登録日
2009/9/11
最新更新日
2016/5/11

基本情報

出願番号 特願2008-333949
出願日 2008/12/26
出願人 愛知県、盛田株式会社
公開番号 特開2010-154777
公開日 2010/7/15
登録番号 特許第5506190号
特許権者 愛知県、盛田株式会社
発明の名称 醸造酒用タンパク質除去剤
技術分野 食品・バイオ
機能 食品・飲料の製造
適用製品 醸造酒用タンパク質除去剤
目的 品質を劣化させることなく醸造酒(清酒原酒等)の中のタンパク質を迅速に吸着除去できる醸造酒用タンパク質除去剤を提供する。
効果 HA類をタンパク質除去剤の原料として用いれば、醸造酒(清酒)中のタンパク質を容易かつ迅速に除去できる。滓下げ剤の添加や火入れ(加熱殺菌)が不要であり、製品品質(香り、色等)を劣化させずに製造コストを低減できる。タンパク質を吸着除去した除去剤中のHA類は、高濃度の塩溶液(例えば、リン酸カリウム)と接触させることにより容易に再生できるので、環境に優しく、製品の製造コストの削減にもつながる。
技術概要
 
醸造酒中のタンパク質の吸着除去処理に使用されるタンパク質除去剤は、Ca源とリン酸源(P源)とを反応させたヒドロキシアパタイト(HA)類からなる又はHA類を含み、清酒等の醸造酒に対して火入れ不要となる乃至火入れ回数を低減できるレベルのタンパク質除去能を有する。この除去剤は原酒に5質量%添加して12h×室温×攪拌接触させた後の醸造酒中の相対タンパク質除去率は、70%以上を示す。HA類は、カルシウム欠損ヒドロキシアパタイト(CDHA:calcium−deficienct hydroxyapatite、Ca↓1↓0↓−↓x(HPO↓4)↓x(PO↓4)↓6↓−↓x(OH)↓2↓−↓x(H↓2O))(但し、x>0)を含有する。原酒に5質量%添加して12h×室温×攪拌接触させた後の酸度低下量が酸度で0.5%未満を示す。この除去剤を製造する方法は、Ca源と、炭酸アルカリ塩(C源)を添加したP源とからなる反応原料を、25〜60℃の設定温度で熟成させることにより、HA類の調製を行なう。HA類の調製に際して、Ca源/P源(mol比)=10/2.5〜10/12のとき、Ca源/C源(mol比)=10/0.5〜10/9とする。
実施実績 【無】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 このタンパク質除去剤の製造工程において有害な薬品を用いず、焼結工程も含まないので、製造工程においても低コストで環境負荷を低減できる。
アピール内容 本発明によるタンパク質除去剤を用いれば、従来行われてきた「滓下げ」、「濾過助剤の添加による濾過」、「火入れ(加熱)」を行わずに清酒中の滓原因タンパク質や品質劣化酵素を迅速かつ高効率に吸着除去することができるので、従来法で処理されたものと同等以上の品質の生酒タイプの清酒を容易に製造することができる。使用済みの除去剤は、穏和な条件で吸着タンパク質を脱離させることができるので、除去剤を低コストに再生できるとともに、吸着したタンパク質を回収して有効利用を図ることができる。

登録者情報

登録者名称 愛知県

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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