地盤補強用マット及び地盤安定化工法

開放特許情報番号
L2009004963
開放特許情報登録日
2009/8/28
最新更新日
2012/12/20

基本情報

出願番号 特願2007-284795
出願日 2007/11/1
出願人 旭化成ジオテック株式会社、株式会社アドヴァンス
公開番号 特開2009-108660
公開日 2009/5/21
登録番号 特許第5116020号
特許権者 旭化成ジオテック株式会社、株式会社アドヴァンス
発明の名称 地盤補強用マット及び地盤安定化工法
技術分野 土木・建築
機能 材料・素材の製造
適用製品 地盤補強用マット
目的 軟弱地盤の上に敷設することで、地盤を安定化させる地盤補強用マット及びこれを用いた地盤安定化工法において、手間をかけずに確実に軟弱地盤を安定化させる。
効果 補強用ブロックの天面に接着体または固定体によって、複数の固定補強ブロックをシートに一体的に接着または固定することのみでマットを構成することができるため、筏工法、玉石基礎工法、パイルネット工法のように組み立てや締め固め、杭打ちロープ連結等の敷設する手間を省くことができ、手間がかからずに構成することができる。
技術概要
図1は地盤補強用マット1の下方からの斜視図である。図2は地盤用マット1の補強用ブロック20の斜視図であり、(a)が下方からの斜視図、(b)が上方からの斜視図である。図1に示すように、地盤補強用マット1は、複数の補強用ブロック20と、補強用ブロック20を一体的に接着固定するためのシート10とから構成される。補強用ブロック20は、シート10に対して整列して配置され、接着体または固定体により一体的に固定されている。シート10は、織物又は不織布からなる布製シートであり、水はけを良くするため、水を通すものであることが好ましい。補強用ブロック20は、図2に示すように、下方が円錐状に形成され、上方が円柱状に形成される。図3は軟弱地盤補強用マット1の敷設時の状態を示す斜視図である。図4は軟弱地盤補強用マット1の使用状態を示す断面図である。図4においては、軟弱地盤補強用マット1の上に構成するものとして、軟弱地盤補強道路を例示する。軟弱地盤補強用マット1の上の道路側には、路盤51、盛土53で構成される。
イメージ図
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 各補強ブロックは、突状に形成されている先端部が地面に刺さって固定され、それらがシートに一体的に整列して配置されているため、シートが補強ブロックをタテ及びヨコ方向で把持しているので、シートに緊張力が発生し補強ブロックの天面が容易に平坦化でき、マットは複数箇所で地盤に固定され軟弱地盤表面に補強効果をもたらし、地盤支持力が発生する。また、補強ブロック上に高積載重が加わっても、積載重を分散させるので、確実に地盤を安定化させることができる。
改善効果2 また、補強ブロックの頭部が多角柱もしくは円柱状に形成されていることで、隣接する補強ブロックの天面周囲の頭部が当接する場合、確実に当接する。このため、互いの補強ブロックの側面が入り込むことがなく、固定用ブロックの天面の平面度が崩れることがない。
改善効果3 この地盤安定化工法によれば、補強用ブロックの整列敷設作業を現場で行わなくてもよく、工場で補強用ブロックを整列させたマットを製造して、現場へ運搬後に重機で敷設施工を行うことができるので工程が少なく手間がかからない。更に、工場の管理された設備でマットが製造できるので、補強用ブロックの整列精度の良いマットを構成することができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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