出願番号 |
特願2005-014358 |
出願日 |
2005/1/21 |
出願人 |
学校法人近畿大学 |
公開番号 |
特開2006-197876 |
公開日 |
2006/8/3 |
登録番号 |
特許第4081092号 |
特許権者 |
学校法人近畿大学 |
発明の名称 |
照度制御によるマグロの異常行動防止方法 |
技術分野 |
生活・文化、電気・電子 |
機能 |
その他 |
適用製品 |
照度制御によるマグロの異常行動防止システム |
目的 |
マグロの種苗生産や、その他、飼育、保管または輸送における共食い、驚愕行動、衝突死等の異常行動の発生防止に有効な方法を提供する。 |
効果 |
この150ルクス以上の24時間明条件飼育法は、マグロに大きなストレスを与えず、衝突死が発生し易い時期の生産飼育や輸送時の生残率向上に極めて有効である。また、低照度条件を長くすると生残率が下がることから、自然日長下でも、15ルクスから150ルクスまでの時間を電照などによって短縮することで、生残率が高くなる。 |
技術概要
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いずれの種類のマグロの飼育、保管、輸送にも適用できるが、特に太平洋クロマグロ(Thunnus orientalis)などに好適に適用でき、共食い、驚愕行動、衝突死などの異常行動の発生を効果的に防止して種苗を効率的に大量に生産するために、仔稚魚期または未成魚期のマグロに適用するのが好ましい。例えば、水面に照明を当て、照度(水面での照度)を150ルクス以上に保った環境にマグロを保持して、飼育、保管、輸送する。これにより、共食い、驚愕行動または衝突死等の異常行動の発生が防止できる。ふ化後30日前後のマグロ稚魚を明暗周期の異なる3t水槽にそれぞれ収容し、7日間の飼育生残率を調べた。各水槽には水表面位置で150ルクスの照明と外部光を遮断する遮光シートをそれぞれ設置し、試験区は照明を24時間点灯した24L区、12時間点灯し、12時間光を遮断した12L区、光を24時間遮断した0L区の3試験区とした。飼育試験終了時には魚を取り上げ、レントゲン写真を撮影した。その結果を図1に示す。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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