出願番号 |
特願2005-014356 |
出願日 |
2005/1/21 |
出願人 |
学校法人近畿大学 |
公開番号 |
特開2006-197875 |
公開日 |
2006/8/3 |
登録番号 |
特許第4036381号 |
特許権者 |
学校法人近畿大学 |
発明の名称 |
マグロの異常行動防止方法 |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
その他 |
適用製品 |
マグロの異常行動防止システム |
目的 |
マグロの種苗生産や、その他、飼育、保管または輸送における共食い、驚愕行動、衝突死等の異常行動の発生防止に有効な方法を提供する。 |
効果 |
水槽内の光が水槽外へ適度に透過するとともに、斜め方向には光の一部が反射するような視覚刺激緩衝材を設置することによって、マグロの驚愕行動や衝突死を防止できる。また、壁面や底面の有色物体の影響を緩和するため、淡水クロレラやナノクロロプシスのような有色微粒子を投与することによってクロマグロの共食い、驚愕行動、衝突死等の発生を一部防止できる。 |
技術概要
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マグロの養殖において、水槽またはイケスを用いてマグロの稚魚または未成魚を飼育、保管または輸送する際の驚愕行動または衝突死を防止するために、(a)光の一部が透過し、かつ、斜め方向にも光の一部が反射する視覚刺激緩衝材を水槽壁面および底面に設置した水槽を使用すること、(b)水槽の飼育水中に有色微粒子を入れること、および(c)水槽壁面、底面、イケス網面または障害物表面に光反射板を配することのうちの少なくとも1つの手段によって視覚刺激を制御して、マグロの稚魚または未成魚を飼育、保管または輸送するマグロの驚愕行動または衝突死の防止方法である。また、(a)の手段を採用し、透明な空気入り緩衝材を設置して視覚を制御する方法である。また、この方法によりマグロの驚愕行動または衝突死を防止するマグロの稚魚または未成魚の飼育、保管または輸送方法である。図1は輸送試験の結果を示すグラフである。図1に示すごとく、輸送途中に顕著なへい死率の変化はみられなかった。また、ビニールシート設置区の魚に照明の有無による違いはみられなかった。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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