出願番号 |
特願2005-140579 |
出願日 |
2005/5/13 |
出願人 |
国立大学法人 名古屋工業大学 |
公開番号 |
特開2005-354674 |
公開日 |
2005/12/22 |
登録番号 |
特許第4765065号 |
特許権者 |
国立大学法人 名古屋工業大学 |
発明の名称 |
カオス符号化変調復調方法 |
技術分野 |
情報・通信 |
機能 |
制御・ソフトウェア |
適用製品 |
カオス符号化変調復調システム |
目的 |
低受信信号品質でも比較的良好な伝送誤り率特性が得られ、かつ逐次復号が可能であり、さらに通信信号系列が雑音に近く、他者が通信内容を容易に解読できない秘匿性に優れたカオス符号化変調方式を提供する。 |
効果 |
カオス系列を用いたアナログ符号化、つまり信号波形による符号化を行うことにより、良好な伝送特性と伝送の秘匿性とを両立することができる。すなわち、低受信信号品質でも比較的良好な伝送誤り率特性が得られ、かつ逐次復号が可能である。さらに通信信号系列がカオスによってランダムに変動するため雑音に近く、他者が通信内容を容易に解読できない秘匿性に優れた情報の伝送を行うことができる。 |
技術概要
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送信側と受信側との間で符号化変調により情報の伝送を行う符号化変調復調方法である。送信側は、伝送情報ビット列をカオス生成器に入力して符号化信号系列を生成し、符号化変調方式のカオス伝送信号系列として受信側へ伝送するカオス伝送信号系列生成ステップを備え、受信側は、推定送信系列を生成する推定送信系列生成ステップと、推定送信系列を入力として送信側のカオス伝送信号系列生成ステップと同一の処理により推定伝送信号系列を生成する推定伝送信号系列生成ステップと、送信側より受信した受信信号系列と推定伝送信号系列との誤差を計算し、その最小誤差を与える推定送信系列を受信信号系列の復号結果として出力する復号ステップとを備える。図に示すように、カオス系列を帰還し伝送ビットによって演算を施すことで、伝送ビット列ごとに各々対応した伝送信号が発生されるが、カオスの特性によりこれらは伝送ビットが異なればまったく異なる信号系列となる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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