出願番号 |
特願2007-018431 |
出願日 |
2007/1/29 |
出願人 |
国立大学法人名古屋大学 |
公開番号 |
特開2008-184408 |
公開日 |
2008/8/14 |
登録番号 |
特許第4224590号 |
特許権者 |
国立大学法人東海国立大学機構 |
発明の名称 |
有機金属複合体及びアルドール付加体の製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
有機金属複合体及びアルドール付加体 |
目的 |
新規な有機金属複合体を提供する。また、向山アルドール反応の触媒として優れた性能を持つ有機金属複合体を提供する。更に、向山アルドール反応によって生成するアルドール付加体を高収率で与えるアルドール付加体の製造方法を提供する。 |
効果 |
この有機金属複合体によれば、向山アルドール反応においてカルボニル化合物としてアルデヒド類のみならずケトン類を用いた場合にもアルドール付加体を収率よく得ることができる。また、DMFなどの高極性溶媒のみならずTHFなどの低極性溶媒を用いた場合にも、アルドール付加体を収率よく得ることができる。また、カルボニル化合物として1,4付加が起こりやすいエノンを用いた場合にもアルドール付加体(1,2付加体)を収率よく得ることができる。 |
技術概要
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有機金属複合体は、式I(図1)(Mはアルカリ金属;Rはアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、等より選ばれる1種;R↑1〜R↑3はそれぞれ独立してアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アルコキシ基及びこれらに置換基を付加したもの並びに二置換アミノ基からなる群より選ばれる1種;mは1〜3のいずれかの整数)又は式II(図2)(Mはアルカリ金属;Rはアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基及びこれらに置換基を付加したものからなる群より選ばれる1種;R↑1〜R↑3はそれぞれ独立してアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アルコキシ基、等より選ばれる1種;AHはフェニレン、ビニレン、ビフェニレン、ビナフタレン、アルキレン及びこれらに置換基を付加したものからなる群より選ばれる1種;nは1〜3のいずれかの整数)で表される。アルドール付加体の製造方法は、式I又は式IIの有機金属複合体を触媒として、カルボニル化合物とシリルエノラート化合物とのアルドール縮合反応を行うことによりアルドール付加体(つまりβ−ヒドロキシカルボニル化合物)を得る。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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