出願番号 |
特願2009-088758 |
出願日 |
2009/4/1 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2010-013626 |
公開日 |
2010/1/21 |
登録番号 |
特許第5120963号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
廃蛍光体のリサイクル方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
廃蛍光体のリサイクルシステム |
目的 |
廃蛍光体から高精度且つ効率的に特定の蛍光体を分離し、回収することができ、回収した蛍光体の再利用を容易にする方法を提供する。 |
効果 |
この廃蛍光体のリサイクル方法では、廃蛍光体から高精度且つ効率的に、特定の蛍光体を分離することも、全ての蛍光体を色毎に分離することもできる。従って、回収した蛍光体の再利用が容易になる。 |
技術概要
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混合された赤色、青色、緑色蛍光体を、それらよりも比重が小さい溶媒(液体)中に投入し、磁場強度が鉛直上方で大きく、鉛直下方で小さくなるように磁場勾配が存在する磁場中に、その溶液(溶媒及び蛍光体)を配置する。図1(a)に示すように、投入された蛍光体G、B、Rは、重力によって溶媒M中の下方(溶媒を収容している容器の底)に沈殿する。その状態の溶媒Mを磁場中に配置すると、図1(b)に示すように、赤色蛍光体Rには上向きの最も大きい磁気力F↓Rが発生するので、磁気力F↓Rと浮力F↓uとの和F↓R+F↓uが重力F↓dよりも大きくなり(ここでF↓R、F↓u、F↓dは何れも単位質量当たりの値)、赤色蛍光体Rを浮上させることができる。従って、液面に浮上した物質を採取すれば、赤色蛍光体Rのみを採取することができる。浮上した物質を採取するには、例えば吸引手段や吸着手段を使用すればよい。そして、赤色蛍光体Rを採取した後、磁場及び勾配を大きくする。これによって、緑色蛍光体Gには、青色蛍光体Bよりも大きい鉛直上向きの磁気力が発生するので、同様に、緑色蛍光体Gを浮上させることができる。図2〜図4は他のリサイクル方法を示す断面図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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