出願番号 |
特願2009-077418 |
出願日 |
2009/3/26 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-256347 |
公開日 |
2009/11/5 |
登録番号 |
特許第5177759号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
多価アルコールからの環状エーテル及びヒドロキシケトンの製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
多価アルコールから製造する環状エーテル及びヒドロキシケトン |
目的 |
水酸基が3個以上の鎖状飽和炭化水素からなる多価アルコールから、環状エーテル類やヒドロキシケトン類を、環境に有害な無機酸や固体酸を用いない環境調和型プロセスで合成することを可能とする環状エーテル類やヒドロキシケトン類を製造する方法を提供する。また、テトラヒドロフルフリルアルコール等を製造することが可能な、環境調和型の多価アルコールの脱水法による、環状エーテル類又はヒドロキシケトン類の製造方法を提供する。 |
効果 |
多価アルコールを、高温水と二酸化炭素を用いて処理することにより、環状エーテルやヒドロキシケトン等の有用化学物質を製造することができる。また、環境調和型プロセスで、かつ高効率な多価アルコールの脱水による有用化学物質の製造技術を提供することができる。また、多価アルコールから、工業的に重要な環状エーテル類やヒドロキシケトン類を、有害な無機酸や固体酸触媒を用いない環境調和型プロセスで合成することができる。 |
技術概要 |
水酸基を少なくとも3個有する多価アルコールの脱水反応により、環状エーテル又はヒドロキシケトンを製造する方法において、反応系に所定の圧力の二酸化炭素を導入して、二酸化炭素と高温水の存在下、無機酸や固体触媒を用いない環境調和型プロセスで、当該多価アルコールを脱水させる環状エーテル又はヒドロキシケトンの製造方法である。また、反応温度として、200〜400℃で、多価アルコールを脱水させ、また、圧力0.1〜30MPaの二酸化炭素を用い、さらに、濃度0.01〜10mol/lの多価アルコールの水溶液を用いる、環状エーテル又はヒドロキシケトンの製造方法である。また、多価アルコールとして、1,2,4−ブタントリオールを用い、環状エーテルとして、3−ヒドロキシテトラヒドロフランを製造する、環状エーテルの製造方法である。また、多価アルコールとして、1,2,5−ペンタントリオールを用い、環状エーテルとして、テトラヒドロフルフリルアルコールとテトラヒドロ−3−ピラノールを製造する、環状エーテルの製造方法である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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