出願番号 |
特願2009-075411 |
出願日 |
2009/3/26 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2010-230339 |
公開日 |
2010/10/14 |
登録番号 |
特許第5062772号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
電池用電極材料のイオン電流または電子電流の分離測定装置および測定方法 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、検査・検出 |
適用製品 |
電池用電極材料のイオン電流または電子電流の分離測定装置 |
目的 |
電池の電極材料について、「有効イオン伝導度」を求めるためのイオン電流と「有効電子伝導度」を求めるための電子電流とを、それぞれ独立に測定することができ、さらには、それらを同時に測定することができる測定装置および測定方法を提供する。 |
効果 |
電池の電極材料について、有効イオン伝導度を求めるためのイオン電流と有効電子伝導度を求めるための電子電流とを分離して、それぞれ独立に測定することができる。従って、より正確な測定値を得ることができる。よって、電池の電極の性能をより正確に評価することが可能となる。また、イオン電流と電子電流とを同時に測定することができる。従って、1回の実験で、効率的にそれらの測定値を得ることができる。 |
技術概要
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図1、図2は測定原理を説明するための概略図である。図3は測定装置の等価回路を示す回路図である。図4は図3の等価回路の示す回路図である。図1に示すように、一様な厚さの試料S(例えば薄膜状)を用意し、その両端部に、イオン電流の供給体として、電解液を含む2つの電解液厚膜T(L)、T(R)を取り付け、電子電流の供給体として、充分伝導度の高い電子伝導体から成る集電体C(L)、C(R)を取り付ける。測定装置は、2つのポテンショスタットとバイアス電源Ebiasとを備え、各ポテンショスタットが、作用極WEと、参照極REと、対極CEと、電流計A1L〜A2Rと、作用極及び参照極間の電圧を測定する電圧計と、測定された電圧値に応じた電圧を作用極及び対極間に印加する電源とを有し、イオン伝導体T、電子伝導体Cが形成された電極材料Sを測定対象とし、対極及び参照極がイオン伝導体に接続され、作用極が電子伝導体に接続され、電極材料の開回路電位差を設定値としてポテンショスタットを作動させ、且つ、バイアス電源が作用極間に電圧を印加した測定状態において、電流計の測定値をイオン電流および電子電流として決定する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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