出願番号 |
特願2005-240569 |
出願日 |
2005/8/23 |
出願人 |
国立大学法人福井大学 |
公開番号 |
特開2007-056287 |
公開日 |
2007/3/8 |
登録番号 |
特許第4314370号 |
特許権者 |
国立大学法人福井大学 |
発明の名称 |
高分子繊維材料のメッキ前処理方法、メッキ方法及び被膜形成方法並びに導電性繊維材料の製造方法 |
技術分野 |
繊維・紙 |
機能 |
表面処理 |
適用製品 |
導電性繊維材料 |
目的 |
超臨界流体又は亜臨界流体を用いることで従来のエッチング処理が不要になるとともに簡略化された工程でメッキ用金属触媒を高分子繊維材料に付与することができるメッキ前処理方法及びメッキ方法を提供する。 |
効果 |
超臨界流体又は亜臨界流体の高拡散性及び高浸透性を生かし、有機金属錯体を高分子繊維材料に効率よく含浸又は付着させることができるとともに、含浸又は付着した有機金属錯体をメッキ用金属触媒に還元して活性化させることでメッキ前処理が極めて少ない工程数で短時間に行うことが可能となる。 |
技術概要
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反応室30内に高分子繊維材料Mを配置し、供給室31内に有機金属錯体を投入する。高圧ボンベ1からシリンジポンプ2に液体二酸化炭素が供給されて所定圧力に昇圧されて超臨界状態となった二酸化炭素が反応器3に導入されると、供給室31内で超臨界流体と有機金属錯体とが混合して反応室30に流下し、撹拌装置33により撹拌されて有機金属錯体が溶解しながら超臨界流体とともに高分子繊維材料に含浸する。反応器3に設けられたヒータ32により反応室30内の温度を還元温度に設定することで、含浸した有機金属錯体が還元されて材料表面にメッキ用金属触媒が析出するようになる。高分子繊維材料は、アラミド繊維又はポリバラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維からなる。超臨界流体又は亜臨界流体は、CO↓2、H↓2O、N↓2、NH↓3、O↓2、メタン等である。メッキ用金属触媒は、金、白金、パラジウム、ニッケル等である。還元剤は、水素、テトラヒドロホウ酸ナトリウム等である。無電解メッキ処理では、銅、銀、金等を含むメッキ液が用いられる。有機金属錯体は、金、白金、パラジウム、ニッケル等の金属を含む。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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