出願番号 |
特願2006-136988 |
出願日 |
2006/5/16 |
出願人 |
国立大学法人福井大学 |
公開番号 |
特開2007-308540 |
公開日 |
2007/11/29 |
登録番号 |
特許第5186680号 |
特許権者 |
国立大学法人福井大学 |
発明の名称 |
電気化学応答性多孔質体 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
電気化学応答性多孔質体 |
目的 |
フェロセン化合物のような電気化学応答性を有する分子の機能を実際に利用するための、体積に対する坦持効率、安定性、耐久性の良好な技術手段を提供する。 |
効果 |
硬質の無機多孔質体を用いて電気化学応答性分子を固定することから、従来技術の問題点を解消し、フェロセン化合物のような電気化学応答性を有する分子の機能を実際に利用するための、体積に対する坦持効率、安定性、耐久性の良好な技術手段を提供できる。 |
技術概要
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機多孔質体の表面水酸基が反応修飾されて電気化学応答性分子が結合固定されている電気化学応答性多孔質体である。無機多孔質体は、多孔質ガラス、シリカまたはシリケートのうちの少くとも1種である。無機多孔質体は、細孔径50nm以下、BET表面積50m↑2/g以上である多孔質ガラスである。無機多孔質体の表面水酸基の反応修飾による電気化学応答性分子の結合固定は、表面水酸基のシラン結合形成を介している。電気化学応答性分子はフェロセン化合物である。無機質多孔質体の表面水酸基の反応修飾は、表面水酸基と反応結合する各種の官能基を介して行うことができる。例えば、Si−O結合や、S−O結合、−S−等を形成することのできる官能基を介することができる。反応修飾により結合固定される電気化学応答性の分子は、これらの官能基を介する修飾によって反応結合させてもよいし、あるいは、これらの官能基を有するスペーサー分子を介する反応によって結合させてもよい。図はサイクリックボルタンメトリー:CVの結果である。左図は、フェロセニル基の結合処理をしてない多孔質ガラスの場合を、右図は、多孔質ガラスにフェロセニル基を結合固定した場合を示している。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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