路面のすべり摩擦予測方法及び装置並びにそのプログラム

開放特許情報番号
L2009004343
開放特許情報登録日
2009/7/10
最新更新日
2012/2/17

基本情報

出願番号 特願2006-284361
出願日 2006/10/18
出願人 国立大学法人福井大学
公開番号 特開2008-102006
公開日 2008/5/1
登録番号 特許第4899054号
特許権者 国立大学法人福井大学
発明の名称 路面のすべり摩擦予測方法及び装置並びにそのプログラム
技術分野 土木・建築
機能 制御・ソフトウェア、その他
適用製品 路面のすべり摩擦予測装置
目的 路面状態を路面雪氷層の熱収支モデル及び氷・水・空気収支モデルによりモデル化して各モデルの同時連成解析による定量評価を行うことで、路面のすべり摩擦係数を予測することが可能な路面のすべり摩擦予測方法及び装置並びにそのプログラムを提供する。
効果 路面のすべり摩擦係数を道路の各予測地点においてその時間推移を定量的に評価することが可能となり、道路全体にわたってきめ細かい道路管理を効率よく行うことができる。
技術概要
気象条件及び交通条件に関する予測データ等を設定し(S100、S101)、予め構築した熱収支モデルに基づいて熱収支を計算する(S102)とともに、予め構築した氷・水・空気収支モデルに基づいて各収支を計算し(S103)、雪氷状態予測データを算出して(S104)、算出された雪氷状態予測データに基づいて路面のすべり摩擦係数を決定する(S105)。気象条件及び交通条件に関する予測データ並びに凍結防止剤の散布データを用いて路面雪氷層の熱収支モデル及び氷・水・空気収支モデルに基づいて路面雪氷層中の雪氷状態予測データを算出し、算出された雪氷状態予測データに基づいて路面のすべり摩擦係数を決定し、決定された路面のすべり摩擦係数が所定範囲内であるか否か判定し、所定範囲内でない場合には路面のすべり摩擦係数が所定範囲内となるまで凍結防止剤の散布データを再設定して前記雪氷状態予測データを再算出し、所定範囲内となる凍結防止剤の散布データを決定する。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 路面雪氷層の熱収支モデル及び氷・水・空気収支モデルに基づいて路面雪氷層中の雪氷状態予測データを算出する際に凍結防止剤の散布データを反映させることで、散布後の路面のすべり摩擦係数を予測することができる。そのため、凍結防止剤の散布データを変更しながら繰返し雪氷状態予測データを算出して路面のすべり摩擦係数の変化をみることで、路面のすべり摩擦係数が所定範囲内に入る散布データを決定することが可能となり、道路の各地点における状況に応じて凍結防止剤の散布作業をきめ細かく行うことができる。
改善効果2 雪氷状態予測データとして、路面雪氷層中の氷、水及び空気の混合割合を算出することで、降雪状態、圧雪状態、凍結状態、シャーベット状態、湿潤状態といった路面雪氷層の多様な状態変化に密接に関連させた予測データを得ることができ、より精度の高いすべり摩擦係数の予測を行うことが可能となる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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