組織再生用組成物及びそれを用いたスキャフォールド

開放特許情報番号
L2009004342
開放特許情報登録日
2009/7/10
最新更新日
2012/10/18

基本情報

出願番号 特願2006-355264
出願日 2006/12/28
出願人 国立大学法人福井大学
公開番号 特開2008-161502
公開日 2008/7/17
登録番号 特許第5076141号
特許権者 国立大学法人福井大学
発明の名称 組織再生用組成物及びそれを用いたスキャフォールド
技術分野 食品・バイオ
機能 安全・福祉対策、材料・素材の製造
適用製品 組織再生用組成物及びそれを用いたスキャフォールド
目的 生体適合性に優れ、安全にかつ早期に組織再生が可能な組織再生用組成物を提供する。
効果 この組織再生用組成物は、生体適合性の良好なキトサン及びセリシンを含有することから、生体適合性だけでなく、安全性にも優れるようになる。また、この組織再生用組成物は多孔性を有し、細胞増殖性や細胞分化能に優れることから、早期に組織再生をすることが可能になる。
技術概要
 
この組織再生用組成物は、キトサン及びセリシンを含有する。キトサンとセリシンとの含有割合は重量比で90〜60:10〜40である。この組織再生用組成物からなる、スキャフォールドである。この組織再生用組成物からなる、創傷治癒剤である。このスキャフォールドを細胞に接触させて再生された組織構造体である。キトサンと、セリシンと、溶媒とを含有する混合溶液を凍結乾燥又は凍結ゲル化に供する、組織再生用組成物の製造方法である。混合溶液は酸成分を含む。凍結乾燥又は凍結ゲル化に供する前に混合溶液を予備凍結する。凍結乾燥に供した後に凍結乾燥物を中和する。キトサンは、主にカニやエビ等の甲殻類をはじめ、昆虫、貝、キノコ等から得られるキチンを脱アセチル化して得られる多糖類であり、脱アセチル化度は、最適には、90%以上のものが使用される。セリシンは、蚕の繭中にフィブロインを取り囲むかたちで20〜30%含まれており、複数のアミノ酸を含むタンパク質である。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 皮膚、血管、神経、骨、軟骨、食道、弁、その他臓器等の再生のために直接使用することが可能であり、また、in vitro又はin vivoにおける、組織培養におけるスキャフォールドとして使用することができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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