出願番号 |
特願2006-355381 |
出願日 |
2006/12/28 |
出願人 |
国立大学法人福井大学 |
公開番号 |
特開2008-163520 |
公開日 |
2008/7/17 |
登録番号 |
特許第4821004号 |
特許権者 |
国立大学法人福井大学 |
発明の名称 |
キトサン/セリシン複合体ナノファイバー及びその人工皮膚への利用 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
安全・福祉対策 |
適用製品 |
キトサン/セリシン複合体ナノファイバー、人工皮膚 |
目的 |
人工皮膚などの人工臓器用の素材として、あるいは創傷被覆材として安全であり、しかも組織再生能力の高い医療用材料及び、これを利用した人工臓器や創傷被覆材などを提供する。 |
効果 |
このキトサン/セリシン複合体のナノファイバーは、従来のミクロンオーダーの繊維に比較して非常に大きな比表面積を有するため、この繊維から得られる不織性の薄膜やマットは、高度の気孔率を有する。 |
技術概要 |
キトサンとセリシンの複合体を含む、平均直径が50〜500nmの繊維である。キトサンとセリシンの重量比が60〜90:40〜10であり、好ましくは80:20である。さらに、合成高分子材料を含む。合成高分子材料は、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコール、及びPVPのいずれか1以上である。キトサンとセリシンを酸の存在下に水に溶解し、この水溶液を電界紡糸する繊維の製造方法である。酸は酢酸である。この水溶液に、ポリエチレンオキサイドを溶解させることを含む。この繊維からなるマット、マットからなる医療用材料である。人工皮膚、創傷被覆材であるの医療用材料である。キトサンは、主にカニやエビなどの甲殻類、あるいは昆虫、貝、キノコ等から得られるキチンを脱アセチル化して得られる多糖類であり、脱アセチル化度が最適には90%程度以上のものが使用される。セリシンは、蚕の繭中にフィブロインを取り囲むかたちで20〜30%含まれるたんぱく質であり、絹糸(フィブロイン糸)を得るための精錬行程における廃液から回収して得られる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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