出願番号 |
特願2006-253826 |
出願日 |
2006/9/20 |
出願人 |
国立大学法人北海道大学 |
公開番号 |
特開2008-074915 |
公開日 |
2008/4/3 |
登録番号 |
特許第5239004号 |
特許権者 |
国立大学法人北海道大学 |
発明の名称 |
異方性ポリマー微粒子の製造法 |
技術分野 |
化学・薬品、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
異方性ポリマー微粒子 |
目的 |
電子材料、光学材料、触媒などを含む広範な分野において適用できる、半球状その他の形状を有する異方性ポリマー微粒子の製造方法において、より簡便な工程からなり、また使用可能な原料の選択幅が広がった、ポリマー微粒子、特に異方性ポリマー微粒子の新規な製造方法を提供する。 |
効果 |
この方法は、ポリマーを溶媒に溶解するという極めて簡便な操作で、異方性ポリマー微粒子を製造することができる。この異方性ポリマー微粒子は球状粒子とは異なる光散乱特性を有しており、光散乱フィルム材料や、塗料あるいは化粧品への添加剤として利用することが出来る。 |
技術概要
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溶解度パラメータの差が0.1MPa↑1↑/↑2以上10MPa↑1↑/↑2以下である2種以上のポリマーをポリマーに対する良溶媒に溶解した良溶媒溶液に良溶媒と相溶する2種以上のポリマーに対する貧溶媒を添加して良溶媒と貧溶媒の混合溶液を調製する工程1、混合溶液から良溶媒を蒸発除去して2種以上のポリマーからなる多相ポリマー微粒子を形成させる工程2、及び多相ポリマー微粒子を形成する一部のポリマーを選択的に除去する工程3を含む、異方性ポリマー微粒子の製造方法である。図1は多相ポリマー微粒子(2相ポリマー微粒子)の相構造を表す模式図、図2は多相ポリマー微粒子(3相ポリマー微粒子)の相構造を表す模式図、図3は工程3を模式的に表した図である。このモデルにおける2相ポリマー微粒子は、2種のポリマーがほぼ1:1の割合で使用され、それぞれがほぼ半球状の相を形成しつつ、全体でほぼ球形の2相ポリマー微粒子を形成している。ここから、例えば一方のポリマーのみを選択的に除去すれば、もう一方のポリマーからなる半球状(異方性)のポリマー微粒子を得ることが出来る。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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