出願番号 |
特願2007-303417 |
出願日 |
2007/11/22 |
出願人 |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 |
特開2009-126744 |
公開日 |
2009/6/11 |
登録番号 |
特許第5560522号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
メタン発酵消化液の高付加価値化の方法およびその装置 |
技術分野 |
機械・加工、化学・薬品、有機材料 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造、加熱・冷却 |
適用製品 |
メタン発酵消化液の高付加価値化の方法、メタン発酵消化液の高付加価値化の方法装置 |
目的 |
消化液のアンモニア成分を有効に利用し有機物成分や浮遊物質が含まれないリン酸マグネシウムアンモニウム(MAP)を回収することができ、しかも高アルカリ条件下におくアルカリ剤添加処理を必要としないメタン発酵消化液の高付加価値化の方法およびその装置を提供する。 |
効果 |
本発明によれば、有機物成分や浮遊物質等の不純物が含まれないリン酸マグネシウムアンモニウム(MAP)を回収することができ、取り扱いしやすくしかも高品質の肥料を得ることができる。また、高アルカリ条件下におく処理工程もアルカリ調整剤も必要としないので、作業の効率化とコストダウンを図ることができる。 |
技術概要 |
メタン発酵消化液の高付加価値化装置は消化液回収システムにより有機性廃棄物を発酵させてメタン生成後に残留する消化液を回収し、回収された消化液をアンモニア性窒素濃縮蒸留液生成システムにより蒸留処理してアンモニア性窒素を濃縮した有機成分を含まない蒸留液生成し、生成されたアンモニア性窒素濃縮蒸留液を形成槽に貯留するようになっている。形成槽の濃縮蒸留液に、投入装置によりリン酸溶出材とマグネシウム塩とが投入されると、形成槽内にリン酸マグネシウムアンモニウム(MAP)が生成されて沈殿され、沈殿したMAPを回収して乾燥させると有機物成分を含まないMAPが得られる。なお、リン溶出材は工業用に製造されたリン酸塩、炭化物、焼却灰、バイオマス由来の炭化物、バイオマス由来の焼却灰のうち少なくともいずれか1である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特捜第1173号特許庁長官通達「特許権など契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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