管内面形状測定装置

開放特許情報番号
L2009003722
開放特許情報登録日
2009/5/22
最新更新日
2013/7/19

基本情報

出願番号 特願2009-070372
出願日 2009/3/23
出願人 国立大学法人 宮崎大学
公開番号 特開2010-223710
公開日 2010/10/7
登録番号 特許第5278878号
特許権者 国立大学法人 宮崎大学
発明の名称 管内面形状測定装置
技術分野 電気・電子
機能 機械・部品の製造、検査・検出
適用製品 管内面形状測定装置
目的 小径管内の形状を光により全方位に照射し、撮像手段を移動させたときに撮像された光リングの径の値、及び文様の移動量に基づいて撮像手段の移動距離を演算することにより、小径管内面の三次元形状を演算して、小径管内面の状態を正確に且つ迅速に測定することが可能な管内面形状測定装置を提供する。
効果 撮像手段を移動(前進)させたときに撮像された光リングの径の値、及び撮影された文様の移動量に基づいて撮像手段の移動距離を演算するので、小径管内面の三次元形状を演算して、小径管内面の状態を正確に且つ迅速に測定することができる。
技術概要
図1(a)は管内面形状測定装置の撮像部が管内面を測定している状況を模式的に表した内部透視図であり、(b)は(a)におけるA部を拡大して示す図である。図2は管内面形状測定装置の全体構成を表すブロック図である。図3はカメラと管が平行な場合、図4はカメラと管が平行でない場合、のカメラの移動距離を演算する方法を説明する図、である。この管内面形状測定装置50は、演算部11と撮像部12により構成され、演算部11は、撮像部12を管内の軸方向へ移動させたときのカメラ5により撮像されたレーザリング9の径の値、及び文様の移動量に基づいてカメラ5の移動距離を演算するPC(演算手段)1と、レーザ投光器6に備えられたレーザを駆動するレーザ駆動回路3と、カメラ5により撮影された画像を処理するイメージプロセッサ4と、演算結果を表示するモニタ2と、を備える。また、撮像部12は、管10の内面の周方向に光を照射して管内面にレーザリング9を生成するレーザ投光器6と、レーザリング9及びレーザリング9により照明された文様を撮像するカメラ5と、を備える。
イメージ図
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 光リングにより照明された管内面の傷や塵で形成された文様の中から、光リングを挟んで180度の位置に存在する2つの文様を検査領域文様として設定し、管内に撮像手段を前進させたときの光リングの径と文様の相対的な変化量から、撮像手段の移動距離を演算するので、管内面に存在する傷や塵の文様を有効に活用して、管径が変化した場合でも撮像手段の移動距離をリアルタイムに且つ正確に測定することができる。
改善効果2 また、一対の検査領域文様の相対的な変化量から撮像手段の移動距離を演算するのではなく、複数の検査領域文様を設定して演算し、それらの平均値を求めて移動距離とするので、文様検出の信頼性と移動距離の正確性を高めることができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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