リン化合物を触媒として用いた新規リビングラジカル重合法

開放特許情報番号
L2009003641
開放特許情報登録日
2009/5/22
最新更新日
2023/1/24

基本情報

出願番号 特願2009-514123
出願日 2008/5/2
出願人 国立大学法人京都大学
公開番号 WO2008/139980
公開日 2008/11/20
登録番号 特許第5850599号
特許権者 国立大学法人京都大学
発明の名称 リン化合物または窒素化合物を触媒として用いた新規リビングラジカル重合法
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 リン化合物を触媒として用いた新規リビングラジカル重合システム
目的 リビングラジカル重合のための高い活性を有する触媒およびこの触媒を用いた重合法を提供する。
効果 高い活性を有するリビングラジカル重合のための触媒およびそれを用いた重合方法が提供される。この触媒は、低毒性である。また、この触媒は、反応液に高溶解性である。そのため、配位子を添加して錯体とする必要もない。この触媒は、高い活性を有するため、重合反応に高温(例えば、110゜C以上)を必要とすることもなく、そして触媒の使用量を低減することができる。また、ポリマー成長鎖を反応中に保護するために高価な特殊な保護基を必要とすることもない。
技術概要
リビングラジカル重合法のための触媒であって、窒素またはリンから選択される少なくとも1つの中心元素と、中心元素に結合した少なくとも1つのハロゲン原子とを含む化合物からなる、触媒である。この触媒は式I(図1)の化合物からなる。ここで、R↑1はアルキル、アルキルカルボキシル、ハロアルキル、水酸基、アミノ基、シアノ基、アルコキシ、アルキルカルボニル、アリールまたは置換アリールであり、ここで、2つのR↑1が結合して、1つのMと一緒になって環状構造を形成してもよく、nはO〜4xhの整数であり、Mは中心元素であって、窒素またはリンであり、hは1以上の整数であり、hが2以上の整数である場合、R↑1、X↑1、Zは、それぞれ独立して、複数のMの原子のいずれに結合していてもよく、X↑1はハロゲンであり、Zは酸素、窒素または硫黄であって、Mに結合しており、ZとMとの間の結合は式II(図1)で表され、二重結合または三重結合であり、mは1〜5xhの整数であり、kはO〜2xhの整数である。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 この方法により得られたポリマーから得られる成形品は、成形時に着色したり臭いがついたりすることが実質的にない。
アピール内容 京都大学「産学連携情報プラットフォーム(フィロ)」をご紹介します。
産学連携の新たな取り組みなど、有益な情報を発信しています。

https://philo.saci.kyoto-u.ac.jp/

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【有】   
Copyright © 2022 INPIT