出願番号 |
特願2007-288167 |
出願日 |
2007/11/6 |
出願人 |
国立大学法人京都大学 |
公開番号 |
特開2008-155201 |
公開日 |
2008/7/10 |
登録番号 |
特許第5328135号 |
特許権者 |
国立大学法人京都大学 |
発明の名称 |
新規ルテニウム系触媒およびそれを用いた1,1−ジチオ−1−アルケンの製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
新規ルテニウム系触媒およびそれを用いた1,1−ジチオ−1−アルケンの製造方法 |
目的 |
末端アルキンへのジスルフィド類の高選択的1,1−付加反応を可能とする新規な触媒系の提供、その触媒系を用いることによる1,1−ジチオ−1−アルケンの製造方法の提供、並びにその方法により得られる1,1−ジチオ−1−アルケンを提供する。 |
効果 |
副生成物を生じることなく、原子効率100%で高選択的かつ高収率で、1,1−ジチオ−1−アルケンを合成することができる。さらに、このルテニウム系触媒は、使用後、回収・再利用が可能と考えられる点において、非常に有用な触媒である。 |
技術概要
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Cp↑*RuX(cod)(Cp↑*はペンタメチルシクロペンタジエニルを示し、Xは塩素基、臭素基、ヨウ素基またはヒドリド基を示し、codは1,5−シクロオクタジエンを示す)で表される錯体に、式I(図1)(式中、R↓1およびR↓2は、水素であるか、または4、5員環または6員環の環状を形成していてもよく、R↓3およびR↓4は同一または異なって、水素、アルキル基、アリール基、ハロゲン基、アルコキシ基、メチルチオ基、アミノ基である)で表される配位子を加えることにより得られるルテニウム系触媒である。このルテニウム系触媒、およびルテニウム上の配位子X基の交換を可能とする化合物の存在下、溶媒中にて式II(図2)(式中、Rは、アリール基、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アラルキル基、複素環基を示す)で表される末端アルキンと式III(図3)(式中、R’は同一または異なって、アリール基、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アラルキル基、複素環基を示す)で表されるジスルフィド類とを反応させる、1,1−ジチオ−1−アルケンの製造方法である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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