フェノールフタレイン誘導体および生体内ポリアミン検出用検査薬

開放特許情報番号
L2009003324
開放特許情報登録日
2009/5/15
最新更新日
2023/1/24

基本情報

出願番号 特願2006-289703
出願日 2006/10/25
出願人 国立大学法人京都大学
公開番号 特開2008-105993
公開日 2008/5/8
登録番号 特許第5044779号
特許権者 国立大学法人京都大学
発明の名称 フェノールフタレイン誘導体および生体内ポリアミン検出用検査薬
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造、検査・検出
適用製品 フェノールフタレイン誘導体および生体内ポリアミン検出用検査薬
目的 スペルミン及びスペルミジンを高感度にかつ特異的に認識するとともに、水溶性にも優れ、呈色応答性のみならず蛍光応答性を有するフェノールフタレイン誘導体及びこれを含有する検査薬を提供する。
効果 このフェノールフタレイン誘導体は、スペルミン及びスペルミジンのみを特異的に認識し、呈色応答性のみならず蛍光応答性を有するため、これらのターゲットを高感度に識別することができる。これを用いることにより、スペルミン及びスペルミジンのみを高感度に検出できる検査薬が得られ、もって腫瘍を簡便かつ迅速に診断し得る検査薬が提供される。
技術概要
フェノールフタレイン誘導体は、式(図1)で示される。式中、R↑1は、H、ハロゲン原子で置換されたアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボン酸基またはその誘導体、スルホン酸基またはその誘導体、および四級アンモニウムカチオンからなる群から選ばれる何れか1種であり、R↑2は、R↑1、アミノ基、エーテル基、チオエーテル基、OH基、SH基、および芳香族性置換基(ベンゼン環、ヘテロ芳香族5員環またはヘテロ芳香族6員環)からなる群から選ばれる何れか1種である。ただし、R↑1およびR↑2が同時にHである場合を除く。このフェノールフタレイン誘導体を含有する検査薬は、細胞増殖に深くかかわる生体内ポリアミンを検出するために用いることができる。フェノールフタレイン誘導体の2つのクラウンエーテル環によって特定の鎖長を有する生体内ポリアミンを選択的に認識し、置換基R↑1およびR↑2によってポリアミンに対する高感度の呈色応答性および蛍光応答性を検査薬に付与することができる。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 京都大学「産学連携情報プラットフォーム(フィロ)」をご紹介します。
産学連携の新たな取り組みなど、有益な情報を発信しています。

https://philo.saci.kyoto-u.ac.jp/

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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