出願番号 |
特願2005-243027 |
出願日 |
2005/8/24 |
出願人 |
国立大学法人京都大学 |
公開番号 |
特開2007-055936 |
公開日 |
2007/3/8 |
登録番号 |
特許第4852745号 |
特許権者 |
国立大学法人京都大学 |
発明の名称 |
2−アルキリデンテトラヒドロフラン誘導体及びその製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
ノナクチンや人工生理活性物質等の合成中間体として有用な2−アルキリデンテトラヒドロフラン誘導体の製造に適用する。 |
目的 |
特定の触媒を用いフラン化合物とエステル化合物とを反応させて2−アルキリデンテトラヒドロフラン誘導体を得る製造方法を提供する。 |
効果 |
安価で入手容易又は合成容易な原料を用い、簡便な方法で高収率且つ高選択的に2−アルキリデンテトラヒドロフラン誘導体を製造できる。 |
技術概要
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0価または2価のルテニウムからなるルテニウム錯体触媒の存在下で、ジヒドロフラン化合物とα,β−不飽和カルボン酸エステルとを反応させて、式1(R↑1は炭素数1〜10アルキル、アリール;R↑6は炭素数1〜10アルキル)等で表される化合物を得る2−アルキリデンテトラヒドロフラン誘導体の製造方法にする。ルテニウム錯体触媒として、Ru(L↑1)↓l(L↑2)↓m(L↑3)↓n[L↑1、L↑2、L↑3は中性配位子、アニオン配位子で単座配位子を表す;l、m、nは0以上]で表される化合物が好ましく用いられる。例えば、式2で示すように、2,3−ジヒドロフランとアクリル酸エチルとをモル比3:1〜10:1の割合で仕込み、ルテニウム錯体触媒[Ru(cod)(cot)]をアクリル酸エチルに対して1〜5モル%の存在下、N,N−ジメチルアセトアミド等の非プロトン系溶媒中において、160〜180℃の温度で反応せしめることにより、目的とするアルキリデンテトラヒドロフラン誘導体が得られる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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