| 出願番号 | 特願2009-007538 | 
	
	| 出願日 | 2009/1/16 | 
	
	| 出願人 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 
	
	| 公開番号 | 特開2009-297018 | 
	
	| 公開日 | 2009/12/24 | 
	
	| 登録番号 | 特許第5858394号 | 
	
	| 特許権者 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 
	
	| 発明の名称 | 弱酸性域での解離特性を改良した抗体結合性タンパク質及び抗体捕捉剤 | 
	
	| 技術分野 | 食品・バイオ | 
	
	| 機能 | 材料・素材の製造 | 
	
	| 適用製品 | 弱酸性域での解離特性を改良した抗体結合性タンパク質及び抗体捕捉剤 | 
	
	| 目的 | 中性域での高い抗体結合活性を損なうことなしに、野生型のプロテインGの細胞膜外ドメインに比べて、弱酸性域における免疫グロブリンのFc領域との結合性及び/またはFab領域との結合性が低下した改良型タンパク質を提供するとともに、この改良型タンパク質を用いて、抗体を変性させることなく容易に捕捉、回収可能にする。 | 
	
	| 効果 | 中性域において本来の抗体結合活性を維持しつつ、配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる野生型のプロテインG・B1ドメインに比べて、弱酸性域における免疫グロブリンGのFc領域との結合性が大きく低下させる変異体タンパク質が提供可能となり、また、免疫グロブリンGのFab領域の結合性も低下させた変異体タンパク質も提供することができる。さらにこれら変異体タンパク質における変異を組み合せた変異体タンパク質は、捕捉した抗体を弱酸性領域において、変性のない状態でより容易に溶出することが可能となる。 | 
	
	| 技術概要 
 | 配列番号1または2で示されるアミノ酸配列からなる野生型プロテインG・B1あるいはB2ドメインタンパク質における、Asp22、Ala24、Thr25、Lys28、Val29、Lys31、Gln32、Asn35、Asp36、Gly38、Asp40、Glu42、Thr44のうちのいずれか1個以上のアミノ酸残基を変異対象部位として他のアミノ酸残基に置換した変異体タンパク質である。そして、変異対象部位の各アミノ酸残基が、(i)変異対象部位のアミノ酸残基が非荷電性アミノ酸残基である場合における、荷電性アミノ酸残基への置換、(ii)変異対象部位のアミノ酸残基が荷電性アミノ酸残基である場合における、反対の電荷を示す荷電性アミノ酸残基への置換、(iii)変異対象部位のアミノ酸残基のヒスチジン残基への置換、のいずれかに示されるアミノ酸残基に置換されたものである、免疫グロブリンGのFc領域に結合活性を有し、かつ野生型プロテインG・B1あるいはB2ドメインタンパク質に比べ、免疫グロブリンGのFc領域に対する弱酸性領域での結合活性が低下した変異体タンパク質である。 | 
	
	| 実施実績 | 【無】 | 
	
	| 許諾実績 | 【無】 | 
	
	| 特許権譲渡 | 【否】 | 
	
	| 特許権実施許諾 | 【可】 |