出願番号 |
特願2009-006341 |
出願日 |
2009/1/15 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2010-059533 |
公開日 |
2010/3/18 |
登録番号 |
特許第5299962号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
パラジウムの抽出剤及びそれを用いた迅速分離回収方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
パラジウムの抽出剤及びそれを用いた迅速分離回収システム |
目的 |
従来知られている抽出剤であるDHS(ジ−n−ヘキシルスルフィド)を用いる場合と比較して抽出速度を向上させることができ、かつアンモニア溶液による逆抽出が可能である新規なパラジウム抽出剤及びこれを用いるパラジウムの分離回収方法を提供する。 |
効果 |
パラジウムの抽出剤としてスルフィド含有モノアミド化合物を用いることにより、パラジウムを短時間で抽出し、且つ他の白金族金属及びベースメタルとの分離が可能であり、さらに、アンモニア溶液により逆抽出を行うことができる。 |
技術概要
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式で示されるスルフィド含有モノアミド化合物を有効成分とするパラジウム抽出剤である。式中、R↓1、R↓2、R↓3は、分岐していてもよい炭素数1〜18の鎖式炭化水素基、炭素数1〜10の脂環式炭化水素基、及び炭素数1〜14の芳香族炭化水素基から選ばれる基を表す。また、nは、1〜4の整数を表す。酸性条件下でパラジウムを含有する水溶液と、このパラジウム抽出剤を含有する有機相を接触させることにより、パラジウムを有機相に抽出するパラジウムの分離方法である。有機相に抽出されたパラジウムを、アンモニア溶液と有機相を接触させることにより逆抽出して、パラジウムを含む水溶液を得るパラジウムの回収方法。すくなくともパラジウムを含有する被処理溶液からパラジウムを分離回収する方法は、すくなくともパラジウムを含有する酸性の被処理液と、パラジウム抽出剤を含有する有機相とを接触させて、酸性の被処理溶液からパラジウムを分離する第1工程、及び得られたパラジウムを含有する有機相に、アンモニア溶液を接触させてパラジウムを回収する第2工程を含む分離回収方法である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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