コアシェル型酸化セリウムポリマーハイブリッドナノ粒子及びその分散液の製造方法

開放特許情報番号
L2009002985
開放特許情報登録日
2009/5/8
最新更新日
2015/9/28

基本情報

出願番号 特願2008-335260
出願日 2008/12/26
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2010-155931
公開日 2010/7/15
登録番号 特許第4701409号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 コアシェル型酸化セリウムポリマーハイブリッドナノ粒子及びその分散液の製造方法
技術分野 化学・薬品、無機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 コアシェル型酸化セリウムポリマーハイブリッドナノ粒子及びその分散液
目的 酸化セリウムポリマーハイブリッドナノ粒子の粒径の変動係数が、0.10未満である粒子を製造する方法及びその製品を提供する。
効果 酸化セリウムポリマーハイブリッドナノ粒子を沸騰状態の液中で生成させ、次に、冷却工程において、沸騰しないが、粒子が急激に成長する温度域を速く通過させることにより、粒径の揃った粒子を得ることができる。粒径の変動係数は、0.10未満である。液中での分散性が良好な、酸化セリウム微粒子又は酸化セリウム微粒子分散液を提供できる。
技術概要
セリウムの塩と高分子を、高沸点有機溶媒に混合して混合物を得る工程(混合工程)と、その混合物を、110℃以上の温度で加熱・還流して、酸化セリウムを析出する工程(加熱・還流工程)と含む、球状単分散コアシェル型酸化セリウムポリマーハイブリッドナノ粒子の製造方法である。加熱・還流工程において、沸騰現象を生じさせ、かつ、加熱・還流後に、急速に冷却する工程(急速冷却工程)を含む。酸化セリウムポリマーハイブリッドナノ粒子を110℃以上の沸騰状態の液中で生成させて粒子の粒径を揃え、次に、急速冷却工程で、沸騰しないが、粒子が成長する温度域を速く通過できるように冷却することにより、粒径の揃った粒子を得る。急速冷却工程において、110℃までの冷却速度が、少なくとも0.5℃/sである。セリウムの塩は、硝酸セリウムであり、高分子は、ポリビニルピロリドンであり、高沸点有機溶媒が、エチレングリコールである。加熱・還流工程において、沸騰現象を生じさせるために、セリウムの塩が、硝酸セリウム六水和物である場合、加熱・還流工程において、混合物を、少なくとも150℃に保持する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 球状の酸化セリウムポリマーハイブリッドナノ粒子は、粒径が揃っているのでフォトニック結晶光学素子等に使うことができるコロイド結晶に応用できる。酸化セリウム微粒子を樹脂に分散させた紫外線遮蔽繊維などに有用な酸化セリウム/樹脂複合体を提供できる。高感度ガスセンサ用の多孔質厚膜を作製するためのペースト、及びガスとの接触面積が大きい触媒を形成するためのスラリーを提供できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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