出願番号 |
特願2007-005226 |
出願日 |
2007/1/12 |
出願人 |
国立大学法人山梨大学 |
公開番号 |
特開2008-169337 |
公開日 |
2008/7/24 |
登録番号 |
特許第5211317号 |
特許権者 |
国立大学法人山梨大学 |
発明の名称 |
プロトン伝導性芳香族高分子、プロトン伝導性芳香族高分子膜及びそれを用いた燃料電池 |
技術分野 |
化学・薬品、電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造、機械・部品の製造 |
適用製品 |
プロトン伝導性芳香族高分子、プロトン伝導性芳香族高分子膜及びそれを用いた燃料電池 |
目的 |
高温、無加湿下でも燃料電池のプロトン伝導体として好適に動作可能なプロトン伝導性芳香族高分子、及び燃料電池用電解質膜を提供する。 |
効果 |
このプロトン伝導性芳香族高分子膜は、高温、無加湿、あるいは低加湿条件下においても優れたプロトン伝導特性を保持する。このため、燃料電池を運転する際の湿度管理が容易となる。また、従来から用いられているパーフルオロアルキルスルホン酸高分子よりも低コストで製造することができる。 |
技術概要 |
プロトン伝導性芳香族高分子は窒素原子上に水素を有するトリアゾール基を分子中に少なくとも1つ以上含む。化学的に極めて安定な芳香族高分子にトリアゾール基を結合させることにより、高温かつ無加湿の条件下でも高いプロトン伝導度と耐熱性、化学安定性を併せ持たせることができる。また、プロトン伝導性芳香族高分子を用いて成膜した高分子膜は、トリアゾール基が共有結合しているため、膜外への低分子化合物の漏れ出しを防ぐことができる。また、窒素原子上にプロトン解離度が高い易動性水素を有するトリアゾールは特に好ましい。また、プロトン伝導性芳香族高分子は、窒素原子上に水素を有するトリアゾール基を主鎖中に含む。プロトン伝導性芳香族高分子膜は、プロトン伝導性芳香族高分子を成膜することによって製造することができる。製造方法としては特に限定されないが、例えば、プロトン伝導性高分子の溶液を平板上にキャストするキャスト法、ダイコータ、コンマコータ等により平板上に溶液を塗布する方法、溶融液を延伸等する方法などの一般的な方法を用いることができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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