出願番号 |
特願2011-501535 |
出願日 |
2010/1/28 |
出願人 |
国立大学法人宮崎大学 |
公開番号 |
WO2010/098166 |
公開日 |
2010/9/2 |
登録番号 |
特許第5704722号 |
特許権者 |
国立大学法人 宮崎大学 |
発明の名称 |
細胞接着阻害剤およびその用途 |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
分子生物学、分子標的薬、副作用、分子への選択的な作用 |
目的 |
より効果的で、かつ副作用の少ない治療法・再発予防法のバリエーションを増やすことにより医療技術の進歩に貢献するという観点からは、VLA−4以外の分子を標的とする新規な分子標的療法の開発が依然として熱望されていることに鑑み、従来とは異なる標的分子の発現・機能を制御することによる、癌の予防・治療手段の提供。 |
効果 |
癌の分子標的療法における新規な手法としては、従来とは異なる標的分子の発現・機能を制御することによる、癌の予防・治療手段が得られる。また、この標的分子を用いた、癌の予防・治療活性を有する物質をスクリーニングする手段が得られる。 |
技術概要
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この技術は、EVI1遺伝子やEVI1タンパク質の発現・機能を抑制することにより、抑制された細胞の細胞接着能が低下することを見出したこと、同様に、二量体を形成することが従来知られているインテグリンのα6サブユニットおよびβ4サブユニットを構成する各タンパク質(それぞれ、ITGA6タンパク質およびITGB4タンパク質)の発現・機能を抑制したり、タンパク質をコードする遺伝子(それぞれ、ITGA6遺伝子およびITGB4遺伝子)の発現・機能を抑制したりすることによっても、抑制された細胞の細胞接着能が低下することを見出したこと、このように、EVI1遺伝子・タンパク質やITGA6/ITGB4遺伝子・タンパク質が癌の予防・治療のための標的となりうることを実証したことに基づく。すなわち、配列番号:2または配列番号:4もしくは配列番号:6で表されるアミノ酸配列と同一または実質的に同一のアミノ酸配列を含むタンパク質あるいはその部分ペプチドに対する抗体を含有する、癌細胞の細胞接着阻害剤とする。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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