量子暗号通信装置及び方法

開放特許情報番号
L2009002831
開放特許情報登録日
2009/4/24
最新更新日
2023/1/17

基本情報

出願番号 特願2007-229604
出願日 2007/9/5
出願人 独立行政法人情報通信研究機構
公開番号 特開2009-065299
公開日 2009/3/26
登録番号 特許第5013521号
特許権者 国立研究開発法人情報通信研究機構
発明の名称 量子暗号通信装置及び方法
技術分野 電気・電子、情報・通信
機能 機械・部品の製造、制御・ソフトウェア
適用製品 量子暗号通信装置
目的 量子暗号通信を行う送信機と受信機との間の相対的位置が変化する場合であっても、その偏光基底軸を送信機と受信機との間で合わせて信号を同期することができる量子暗号通信装置を提供する。また、量子暗号通信を行う送信機と受信機との間の相対的位置が変化する場合であっても、その偏光基底軸を送信機と受信機との間で合わせて信号を同期することができる量子暗号通信方法を提供する。
効果 古典的な通信経路、例えば光ファイバからなる伝送路を不要とすることができ、衛星等における移動体通信に、量子暗号通信を適用することができる。また、通信信号の種類を問わないので、通信信号がデータ信号であっても量子暗号通信を適用することができる。また、比較的強いパルス光からなる通信信号に妨害されることなく、比較的弱い(実際には極微弱な)量子暗号信号を送受信することができる。
技術概要
図1は量子暗号通信装置の構成図であり、量子暗号通信装置の構成を示す。量子暗号通信装置は、送信機101と受信機102とからなり、これらの間において光信号(レーザ光)を用いた量子暗号通信を行う。送信機101は、例えば通信衛星101からなる。即ち、移動体である。受信機102は、例えば地上局(基地局)102からなる。即ち、固定局である。量子暗号通信装置は、第1通信手段103と第2通信手段104とを備える。第1通信手段103は、送信機101及び受信機102に設けられ、これらの間において、比較的強いパルス光からなる通信信号を送受信する。通信信号は、例えばデータ信号(例えば、動画像等)からなる。第2通信手段104は、送信機101及び受信機102に設けられ、これらの間において、通信信号がオフの期間に、比較的弱い(極微弱な)量子暗号信号を送受信する。図2は量子暗号通信装置の送信機の構成図である。図3は量子暗号通信装置の受信機の構成図である。図4は量子暗号通信の説明図である。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 量子鍵配布において光子の到着時間を計測する際に、送信系と受信系に正確な時刻を刻む時計を持つ必要を無くすことができ、両者の時刻を合わせる必要も無くすことができる。また、調整すべき光軸が1本で良いので、送信機と受信機との間で容易に光軸を合わせることができる。
改善効果2 さらに、量子暗号に用いる偏光基底軸を、移動体通信を行う移動体間において、受信側で検出することができる。
アピール内容 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)では、みなさまに
ご活用いただきたい成果(シーズ)を、以下に公開しています。
製品化や技術移転など、お気軽にご相談ください。

https://www2.nict.go.jp/oihq/seeds/

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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