出願番号 |
特願2010-550572 |
出願日 |
2010/2/10 |
出願人 |
国立大学法人山梨大学 |
公開番号 |
WO2010/093052 |
公開日 |
2010/8/19 |
登録番号 |
特許第5066765号 |
特許権者 |
国立大学法人山梨大学 |
発明の名称 |
過酸化水素の検出方法および装置 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、検査・検出 |
適用製品 |
過酸化物爆発物の出発原料、検出法の確立、簡易型質量分析計、イオンドリフト管を用いるイオン源 |
目的 |
気体状の過酸化水素イオンの質量分析を用いた高感度検出方法は全く提案されておらず、それは親(正)イオンH↓2O↓2↑+イオンが殆ど生成されないからであり、生成されたとしても分解されやすく、また空気中の水蒸気によるシグナルに妨害され、検出が困難であるからであることに鑑み、過酸化水素を簡単な操作で検出できるようにすることの実現。 |
効果 |
クラスタリング反応空間内に過酸化水素H↓2O↓2蒸気があれば(または供給されていれば)、気相負イオンと反応し、気相負イオンと過酸化水素分子H↓2O↓2とのクラスタイオンが形成される(生成する)。このようにして生成されたクラスタイオンは分析装置に導かれ、少なくともその存在(および分析装置によってはその相対量または絶対量)が検出される。これによって過酸化水素H↓2O↓2の存在と量の検出が可能となる。 |
技術概要
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この技術では、過酸化水素の検出方法は、気相負イオンを生成し、生成した気相負イオンを、過酸化水素分子H↓2O↓2とのクラスタリング反応空間に供給し、クラスタリング反応空間内のイオンを分析装置に導いて、気相負イオンと過酸化水素分子H↓2O↓2とのクラスタイオンの少なくとも存在の有無を検出し、それによって過酸化水素の少なくとも存在の有無を検出するものである。気相負イオンは、酸素分子負イオンO↓2↑−であり、分析装置において酸素分子負イオンO↓2↑−と過酸化水素分子H↓2O↓2とのクラスタイオンO↓2↑−(H↓2O↓2)を検出することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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