探針を用いたイオン化方法および装置,ならびに分析方法および装置

開放特許情報番号
L2009002704
開放特許情報登録日
2009/4/10
最新更新日
2012/8/20

基本情報

出願番号 特願2010-534854
出願日 2009/10/19
出願人 国立大学法人山梨大学
公開番号 WO2010/047399
公開日 2010/4/29
登録番号 特許第5034092号
特許権者 国立大学法人山梨大学
発明の名称 探針を用いたイオン化方法および装置,ならびに分析方法および装置
技術分野 電気・電子
機能 機械・部品の製造、検査・検出
適用製品 生体試料、工業製品、イメージング質量分析法、ライフサイエンス
目的 従来のエレクトロスプレーでは,塩濃度が高くなると,スプレーが困難になり,またイオンの気相への脱離効率が激減するため,生理食塩水など,150mM程度のNaCl水溶液などには適用が難しいことに鑑み,前処理なしの生体組織などを対象試料とすることができ,しかも大気圧下で試料イオンの脱離,イオン化が可能なイオン化方法および装置の提供。
効果 極少量の微細な溶媒の供給により,緩慢なエレクトロスプレーを実現し,試料中の成分が選択性なく,あまねく分析できるようになる。探針や試料を真空室内に配置する必要はなく,大気圧下(大気,他の不活性ガス中または飽和蒸気圧チャンバー内など)でイオン化を行うことができる。試料に前処理を加えることなくそのまま使用することができる。試料には生体試料を用いることが可能である。
技術概要
この技術では,イオン化方法は,導電性探針(プローブ)の先端を試料に接触させて探針先端に試料を捕捉し(ここでは,探針先端を試料内部に(わずかに)侵入させて捕捉することも含む),試料を捕捉した後試料から離れた探針の先端に溶媒を供給しながら,探針にエレクトロスプレーのための高電圧を印加して探針先端の試料の分子をイオン化する。導電性探針の先端に試料を捕捉して試料から離れた位置において,探針の先端に溶媒を供給しながら,探針にエレクトロスプレーのための直流高電圧を印加しているから,エレクトロスプレーにより試料の分子が試料から脱離し,かつイオン化する。また,溶媒の供給により,試料が乾燥して,または生体試料のように成分濃度が高い場合でも,エレクトロスプレーによる脱離とイオン化が促進される。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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