新規微生物及びこの微生物を用いた植物病害防除剤

開放特許情報番号
L2009002700
開放特許情報登録日
2009/4/10
最新更新日
2014/11/20

基本情報

出願番号 特願2010-519635
出願日 2009/7/3
出願人 国立大学法人山梨大学
公開番号 WO2010/004713
公開日 2010/1/14
登録番号 特許第5617092号
特許権者 国立大学法人山梨大学
発明の名称 新規微生物及びこの微生物を用いた植物病害防除剤
技術分野 食品・バイオ
機能 材料・素材の製造
適用製品 新規微生物及びこの微生物を用いた植物病害防除剤
目的 予防効果にのみならず治療効果も期待することができ、且つ種々の植物病原菌に対して適用され、化学農薬との併用によっても効果が低減しない新規微生物及びこの微生物を用いた植物病害防除剤を提供する。
効果 バチルス・ズブチリスKS1株、及びバチルス・ズブチリスKS1株の培養物又は微生物菌体を有効成分として含む植物病害防除剤は、べと病菌、灰色かび病菌、晩腐病菌など幅広い植物病原菌に対する予防効果および治療効果が期待できる。
技術概要
 
新規微生物は、バチルス・ズブチリスKS1株(Bacillus subtilis KS1)(NITE BP−569)である。 植物病害防除剤は、バチルス・ズブチリスKS1株の培養物及び/又は微生物菌体を有効成分として含む。 この植物病害防除剤は、ブドウの葉又は果実に発生する病原菌に有効に作用し、一例では灰色かび病菌、べと病菌、晩腐病菌などに効果がある。 この植物病害防除剤は化学農薬に対して耐性を有するため、併用が可能である。バチルス・ズブチリスKS1株は、ブドウの果皮から探索された細菌であり、ブドウの葉への定着性が高いといった特徴を有している。バチルス・ズブチリスKS1株は、配列番号1に示された16SrDNA塩基配列と完全同一の塩基配列のみに限定されるものではなく、この塩基配列の1若しくは数個の塩基が、欠失、置換もしくは付加された塩基配列からなる場合においても、植物病害防除作用、特にブドウ病害防除作用において、バチルス・ズブチリスKS1株と同様の形質を備えるものも含む。使用することができる培地は、本菌株が培養により増殖し得るものであれば特に制約を受けない。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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