減速装置

開放特許情報番号
L2009002697
開放特許情報登録日
2009/4/10
最新更新日
2012/7/27

基本情報

出願番号 特願2008-131679
出願日 2008/5/20
出願人 国立大学法人山梨大学
公開番号 特開2009-281422
公開日 2009/12/3
登録番号 特許第4997574号
特許権者 国立大学法人山梨大学
発明の名称 減速装置
技術分野 機械・加工
機能 機械・部品の製造
適用製品 減速装置
目的 高速入力回転時における振動や騒音を抑えることで安定駆動性を高めるとともに、複数の伝達駆動点を有することで多様な減速比の回転に変換することを可能とする減速装置を提供する。
効果 第1カムの環状溝内に配置される複数の段付ピンが一つ一つ独立した状態となっているので、入力側である前記第1カムの高速回転運動を段付ピンに滑らかに伝達することができる。また、第2カムに形成されている円形孔内での前記段付ピンの運動も円滑となるため、この段付ピンに噛み合う出力側の第3カムの回転も滑らかとなる。これによって、高速入力回転を所定の減速比に応じた低速回転に高精度に変換することができるとともに、回転時における弾性振動が生じないバックラッシレスの減速装置を実現することができる。
技術概要
図1は減速装置の分解斜視図、図2は減速装置の平面図、図3は減速装置の駆動原理を示す説明図、である。この減速装置20は、入力回転を伝達する第1カム21と、この第1カム21と連動する複数の段付ピン22と、この段付ピン22と対応する円形孔25が複数開設されている第2カム23と、段付ピン22と噛み合う歯(外歯)26が複数形成された第3カム24とによって構成される。第1カム21は、中心に入力側の回転軸21aを有する回転プレート28と、この回転プレート28の表面に形成される環状溝29とを有する。環状溝29は、幅及び深さが一定で前記回転軸21aを中心とした真円ではない略円形状になっている。この略楕円形状の環状溝29は、トロコイド曲線軌跡を有して形成され、第1カム21を回転することによって、環状溝29内を転動する段付ピン22と第3カム24の外歯26が噛み合う箇所(伝達駆動点)A1、B1が180°の間隔に設定される。この2箇所の伝達駆動点A1、B1は、第1カム21の回転運動に連動して順次移動する。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 また、従来、伝達駆動点が2箇所に限られていたが、環状溝を三角形状あるいは四角形状とすることによって、前記伝達駆動点を3箇所あるいは4箇所に設定することが可能となるため、減速比を任意に設定することができる。
改善効果2 さらに、回転中心に偏心機構を有しない平板状のカム及びピンによって構成され、薄型且つ軽量であるため、人間のパワーアシストメカニズムに搭載可能である。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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