難培養性微生物の培養方法

開放特許情報番号
L2009002692
開放特許情報登録日
2009/4/10
最新更新日
2013/11/29

基本情報

出願番号 特願2008-038090
出願日 2008/2/19
出願人 国立大学法人山梨大学
公開番号 特開2009-195124
公開日 2009/9/3
登録番号 特許第5374750号
特許権者 国立大学法人山梨大学
発明の名称 難培養性微生物の培養方法
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品、生活・文化
機能 材料・素材の製造、食品・飲料の製造、安全・福祉対策
適用製品 難培養性微生物の培養方法、難培養性微生物の分離方法
目的 従来の微生物分離、培養法では培養困難な、いわゆる難培養性微生物を増殖させることのできる培養方法があれば、微生物の有効な利用を図ることが可能になる。このような技術的背景の下に、従来の培地では培養、分離することが困難であった難培養性微生物に対しても効率的に増殖させることのできる微生物の培養方法、及び分離方法を提供する。
効果 この方法によれば、従来の分離、培養方法では培養することが困難であった難培養性微生物を分離、培養することができる。また、従来の微生物分離、培養法では取得できなかった新規な、産業上有用な微生物を取得することができ、医薬品生産、食品生産、排水処理など様々な産業に利用可能な新規微生物の取得が可能となる。
技術概要
この難培養性微生物の培養方法は、自然界に存在し培養困難な微生物(難培養性微生物)を、無菌ウキクサ科植物の根に付着させ、無菌ウキクサ科植物とともに液体培地にて培養した後、培地より分離することからなる。また、液体培地による培養の後、ウキクサ科植物の根から微生物を採取し、微生物分離・培養用培地により培養することもできる。この方法によれば、従来の培養法では培養化できない微生物であっても、培養することができる。ここで、無菌ウキクサ科植物がウキクサ科のSpirodela polyrrhizaであることは好ましい。また、微生物分離・培養用の培地が軟質寒天であることは好適であり、軟質寒天濃度は1.5%程度であることが好ましい。難培養性微生物の分離方法は、試験すべき環境サンプルを用意し、無菌ウキクサ科植物の根を環境サンプルの溶液に一定期間浸した後、無菌ウキクサ科植物の根に付着した微生物を採取し、この微生物を微生物分離・培養用培地にて培養した後、微生物分離・培養用培地より分離する。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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