出願番号 |
特願2004-208889 |
出願日 |
2004/7/15 |
出願人 |
日本放送協会 |
公開番号 |
特開2006-031378 |
公開日 |
2006/2/2 |
登録番号 |
特許第4206369号 |
特許権者 |
日本放送協会 |
発明の名称 |
時系列データ補完装置、その方法及びそのプログラム |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、制御・ソフトウェア |
適用製品 |
欠落したデータ、欠落のない連続したデータ列、映像信号、周波数特性 |
目的 |
従来の補完技術では、例えば、時系列データが投球されたボールの軌跡を示すデータであった場合、投球当初のボールの軌跡と、落下直前のボールの軌跡とでは、その軌跡形状が異なるにもかかわらず、1種類の補間関数による補完や、実データの時間的変化を考慮せずに補完を行うため、欠落したデータに対して、適切なデータが生成されず、滑らかな補完ができないという問題があることに鑑み、欠落したデータの近傍に存在する実データの時間的変化に適応的に補間関数を変化させることで、滑らかな補完を行うことの実現。 |
効果 |
データが欠落した時系列データであっても、個々の欠落したデータを前後の実データの時間変化に基づいて、補間関数を変えて補完することができるので、欠落したデータに対して、滑らかな補完を行うことが可能になる。また、時系列データにおいて、データの欠落が不等間隔に発生したり、連続して発生したりする場合であっても、それぞれ異なる補間関数を用いて、データの補完を行うことができるので、滑らかでかつ抜けのない補完を行うことができる。 |
技術概要
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この技術では、時系列データ補完装置は、データ入力手段によって、時系列データを入力し、その時系列データを逐次時系列に記憶手段に書き込む。時系列データは、不規則にデータが欠落したデータ列であって、記憶手段には、実データが順次書き込まれるが、欠落したデータは書き込まれないため、データ抜けの状態で記憶手段に記憶される。欠落したデータは、そのデータに時系列で前後する実データの時間的変化(ある時間内における実データの個数、欠落したデータからの実データの距離等)と強い相関を持っている。そこで、時系列データ補完装置は、データ補完手段によって、予め定めた時間区間内における時系列上で、欠落したデータの前又は後の少なくともいずれか一方に入力された実データの個数に対応した補間関数により、欠落したデータを補完し、補完データを生成する。そして、データ補完手段が、その補間データを記憶手段に書き込む。データ出力手段によって、時系列データを記憶手段から時系列に読み出して出力する。なお、記憶されている時系列データは、欠落したデータが補完データで補完されているため、出力されるデータは、欠落のない連続した時系列データとなる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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