出願番号 |
特願2003-355620 |
出願日 |
2003/10/15 |
出願人 |
日本放送協会 |
公開番号 |
特開2005-123824 |
公開日 |
2005/5/12 |
登録番号 |
特許第4181473号 |
特許権者 |
日本放送協会 |
発明の名称 |
映像オブジェクト軌跡合成装置、その方法及びそのプログラム |
技術分野 |
電気・電子、情報・通信 |
機能 |
機械・部品の製造、制御・ソフトウェア |
適用製品 |
映像オブジェクト抽出技術、位置情報、特殊効果、野球の投球軌跡 |
目的 |
映像オブジェクト抽出技術は、映像から映像オブジェクトを抽出し、追跡するものであり、抽出した映像オブジェクトの位置情報に基づいて、リアルタイムで映像オブジェクトの移動軌跡を合成するものではなく、また、映像オブジェクト抽出技術によって抽出した映像オブジェクトの位置情報から、映像オブジェクトの移動軌跡を元の映像に合成するには、抽出した位置情報に基づいて、人が手作業によって元の映像に移動軌跡を描画するという作業が必要となり、リアルタイムに移動軌跡を合成(描画)することができないという問題の改善。 |
効果 |
フレーム画像内において、逐次移動する映像オブジェクトの位置を推定することができ、その位置に基づいて、映像オブジェクトの探索領域を限定するので、映像オブジェクトを抽出する際の演算量を抑える。これによって、リアルタイムで映像オブジェクトの移動軌跡を映像上に合成することが可能になる。さらに、1台のカメラで撮影された映像から、映像オブジェクトの動きを連続して描画した合成映像を生成するため、機器構成の規模を小さくできる。 |
技術概要
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この技術は、探索領域推定手段によって、オブジェクト抽出手段で抽出された映像オブジェクトの位置に基づいて、次に入力されるフレーム画像内における映像オブジェクトを探索するための探索領域を、オブジェクトの重心座標にカルマンフィルタを適用することで次に入力される映像オブジェクトの位置を予測し、その予測から推定する。なお、探索領域推定手段は、カルマンフィルタのフィルタ感度であるカルマンゲインを、観測雑音の共分散である観測雑音共分散と、フレーム画像における状態量の共分散である状態共分散とに基づいて、更新し、状態共分散は、映像オブジェクトの追跡に成功したときには小さく、追跡に失敗したときは大きくとる。探索領域推定手段によって、オブジェクト抽出手段で抽出された映像オブジェクトの位置に基づいて、次に入力されるフレーム画像内における映像オブジェクトの探索領域を、映像オブジェクトの近傍領域に設定することができる。すなわち、カルマンフィルタを用いることで、逐次移動する映像オブジェクトの位置を推定し、探索領域を限定することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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