出願番号 |
特願2007-156768 |
出願日 |
2007/6/13 |
出願人 |
国立大学法人信州大学 |
公開番号 |
特開2008-308780 |
公開日 |
2008/12/25 |
登録番号 |
特許第4992024号 |
特許権者 |
国立大学法人信州大学 |
発明の名称 |
キトサンの極細繊維及びその製造方法 |
技術分野 |
繊維・紙 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
電気紡糸したキトサンおよびセルロース極細繊維 |
目的 |
高分子溶液の粘度低下を引き起こす事なく分子鎖の自由運動頻度を上げ、かつ、速やかに揮発する性質を有する溶媒を探求することで、天然多糖の有機酸溶液からにより直接ナノ繊維を得る。 |
効果 |
この極細繊維は、通気性、通湿性、および撥水性を制御するためのテキスタイルフィニッシング処理、強度向上のための複合繊維材料(樹脂等との複合化)、多糖分子の立体場を利用した分子不斉認識材料(分離基剤等の応用)、大比表面積とポーラスな性質を利用した触媒担体、生体適合性を利用した創傷被覆材および細胞培養基材として利用可能である。 |
技術概要
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多糖類の有機溶媒溶液の吐出し口とターゲットとの間に高電圧が印加され、高電圧の電場の引力により多糖類をターゲットに曳いて細化し、直径が40nm以上100nm以下である極細繊維である。また、多糖類が、セルロース又はキトサンであり、有機溶媒が、トリフロロ酢酸であり、有機溶媒に揮発性有機化合物が含まれており、揮発性有機化合物に、ジクロロメタン、クロロホルムが含まれており、さらに、細化後に、アルカリ処理されている、極細繊維である。このナノ繊維は、通気性、通湿性、および撥水性を制御するためのテキスタイルフィニッシング処理、強度向上のための複合繊維材料(樹脂等との複合化)、多糖分子の立体場を利用した分子不斉認識材料(分離基剤等への応用)、大比表面積とポーラスな性質を利用した触媒担体、生体適合性を利用した創傷被覆材および細胞培養基材、として利用できる。図1は極細繊維のアルカリ処理後の電子顕微鏡写真である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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