二糖製造方法

開放特許情報番号
L2009002463
開放特許情報登録日
2009/3/27
最新更新日
2009/3/27

基本情報

出願番号 特願2006-231696
出願日 2006/8/29
出願人 国立大学法人信州大学
公開番号 特開2008-054506
公開日 2008/3/13
発明の名称 二糖製造方法
技術分野 食品・バイオ
機能 材料・素材の製造
適用製品 二糖製造システム
目的 安価な基質を用いて、短工程で簡便に、大量かつ効率良く、また不要な副生成物を生じることなく、所望の二糖を製造することができる方法を提供する。
効果 安価な基質であるオリゴ糖から、付加価値の高い二糖を、簡便かつ効率よく製造することができる。その際に副生するオリゴ糖由来の単糖生成物は、多糖産生菌の働きにより多糖となったり、必要に応じさらに多糖分解酵素により基質であるオリゴ糖となって、反応に供されたりする。基質のオリゴ糖及び単糖原料と、リン酸、オリゴ糖ホスホリラーゼ、必要に応じ多糖産生菌、多糖分解酵素とを、混合しておくという簡便な操作ですむので、複雑な反応制御の必要がない。
技術概要
図1は、二糖製造方法を用いて、セロビオースからグルコシルキシロースを製造する過程を示した反応模式図である。まず、図1に示した反応に関わる原料成分として、オリゴ糖であるセロビオースと、リン酸と、オリゴ糖ホスホリラーゼであるセロビオースホスホリラーゼと、多糖産生菌である酢酸菌と、多糖分解酵素であるセルラーゼと、単糖原料であるキシロースとを、緩衝液中に全て混合する。セロビオースは、セロビオースホスホリラーゼの酸触媒作用によってグリコシド結合が切断され、グリコシル残基のオキソニウムイオン中間体と、オリゴ糖由来の単糖生成物であるグルコースとに分解される。グリコシル残基のオキソニウムイオン中間体は、リン酸の水酸基で攻撃されて、リン酸との間にグリコシド結合を形成し、単糖−1−リン酸であるグルコース−1−リン酸を生成する。グルコースからセロビオースを再生する反応は、グルコースが副生しなくなるまで続く。よって、反応の平衡は、図1中のグリコシルキシロースを合成する方向へ完全に偏り、セロビオースのほぼ全量が反応に使用される。その結果、所望の二糖であるグリコシルキシロースのみを高収率で得ることができる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 この方法は、平衡反応である糖質加リン酸分解酵素の逆合成反応を利用するものであるから、副生成物が多糖又はそれが分解された基質へ変換され、平衡が偏って、最終的には、ほぼ定量的に所望の二糖を得ることができるというものである。しかも、不要なこの副生成物の面倒な除去操作も、所望の二糖の煩雑な精製操作も必要ないため、工業的大量生産に適している。
改善効果2 この方法で得られる二糖、とりわけグルコシルキシロースは、難消化性や低カロリー性等の性質、及び腸内微生物層の改善効果、虫歯を生じさせ難い効果等の機能が期待できる付加価値の高いものである。

登録者情報

登録者名称 株式会社信州TLO

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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