出願番号 |
特願2007-509119 |
出願日 |
2005/3/23 |
出願人 |
国立大学法人佐賀大学 |
公開番号 |
WO2006/100766 |
公開日 |
2006/9/28 |
登録番号 |
特許第4797172号 |
特許権者 |
国立大学法人佐賀大学 |
発明の名称 |
ねじ |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
ねじ |
目的 |
おねじとめねじとの螺合関係を適切に与え、簡略且つ低コストで緩み防止性能を発揮できると共に、耐疲労性にも優れるねじを提供する。 |
効果 |
このねじは、おねじとめねじとの螺合関係を適切に与えることで、簡略且つ低コストで緩み防止性能を発揮できると共に、耐疲労性にも優れており、耐弛緩性と耐疲労性の両方を兼ね備えるねじとして繰返し応力が加わる箇所にも適用でき、産業上極めて有用である。 |
技術概要
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螺合状態での緩み止めのために、おねじとめねじとの間に螺合可能な範囲でピッチ差を設定するねじは、おねじ及びめねじの螺合する範囲の一部又は全部で、めねじのピッチp↓iが、おねじのピッチp↓bに対し、螺合するねじ山数をnとして、式:0.03≦(p↓i−p↓b)n/p↓b≦0.3を満たす状態より大きく形成する。螺合する範囲の一部又は全部で、めねじのピッチをおねじのピッチに対し1〜10%大きく形成する。おねじは、めねじの硬さ又は引張り強さを上回る硬さ又は引張り強さを備える材質で形成する。おねじ及びめねじのビッカース硬さHv↓b、Hv↓iの関係は、式:(p↓i−p↓b)n/p↓b=α(Hv↓b−Hv↓i)/Hv↓b(ただし、0.1≦α≦1)を満たす。めねじ20のピッチをおねじ10のピッチより所定の範囲内で大きくし、螺合状態でおねじ10とめねじ20間の摩擦力を適度に生じさせ、螺合、締付けを可能としつつ緩み方向への大きな抵抗を付与することから、ねじに外部から変動応力が加わっても確実に緩み止め性能が得られ、また、めねじ20のピッチを大きくすることで、変動応力に伴っておねじ10に作用する外部応力の影響も大幅に抑えられる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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