出願番号 |
特願2005-260940 |
出願日 |
2005/9/8 |
出願人 |
国立大学法人 千葉大学 |
公開番号 |
特開2007-070188 |
公開日 |
2007/3/22 |
登録番号 |
特許第4304343号 |
特許権者 |
国立大学法人 千葉大学 |
発明の名称 |
酸化亜鉛微粒子及びその集合体と分散溶液の製造方法 |
技術分野 |
無機材料 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
電子セラミックス材料、光触媒、表示装置、透明導電性薄膜、蛍光体、色素増感太陽電池用電極材料 |
目的 |
反応に用いた亜鉛化合物がすべて酸化亜鉛に変化せずに未反応物が多く残留する場合があり、酸化亜鉛ナノ粒子の収率が低い方法が多いこと、また、水溶液中での反応では酸化亜鉛の結晶成長速度の制御が困難であり、100nm以下の粒径を有するナノ粒子を得る事が困難であることに鑑み、低環境負荷であり非常に簡便な高収率の酸化亜鉛ナノ粒子分散溶液の製造方法および新規な酸化亜鉛ナノ粒子集合体の製造方法の提供。 |
効果 |
酸化亜鉛の合成原料として酸化亜鉛に結晶化しやすい水酸化亜鉛を使用する事によって、他の亜鉛化合物から合成する場合よりも高収率で酸化亜鉛粒子を得る事ができる。 |
技術概要
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この技術は、水酸化亜鉛の加熱処理に用いる溶液を2価以上の多価アルコールまたはそれらのアルキルエーテルまたはそれらの混合溶液もしくはそれらの水溶液もしくはそれらのアルコール溶液とすることで、溶液中の多価アルコール分子またはそれらのアルキルエーテル分子が亜鉛イオンに配位して、水酸化亜鉛から酸化亜鉛への反応速度が抑制されるために、粒径が100nm以下の酸化亜鉛ナノ粒子を得る事が可能となる。水酸化亜鉛の加熱処理に用いる溶液を2価以上の多価アルコールまたはそれらのアルキルエーテルまたはそれらの混合溶液もしくはそれらの水溶液もしくはそれらのアルコール溶液とすることで、溶液中の多価アルコール分子またはそれらのアルキルエーテル分子が生成した酸化亜鉛ナノ粒子表面に配位し溶液中の分子との相互作用することで、粒子間の凝集が抑制される事が期待される。水分子の存在により酸化亜鉛の生成反応が阻害されることのない水酸化亜鉛を原料物質として用いることによって、反応系内の水分含有量に敏感でない条件下で酸化亜鉛粒子の生成反応を行う事ができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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