出願番号 |
特願2005-251063 |
出願日 |
2005/8/31 |
出願人 |
国立大学法人 千葉大学 |
公開番号 |
特開2007-063400 |
公開日 |
2007/3/15 |
登録番号 |
特許第4719878号 |
特許権者 |
国立大学法人 千葉大学 |
発明の名称 |
アオヤギ由来のコンドロイチン硫酸 |
技術分野 |
有機材料、生活・文化 |
機能 |
食品・飲料の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
医薬品、化粧品、食品添加物、動物の結合組織、酸性ムコ多糖 |
目的 |
現在医療等に用いられているコンドロイチン硫酸は、鯨軟骨から抽出したコンドロイチン硫酸A(ChS−A、コンドロイチン4硫酸)及び鮫の鰭から抽出したコンドロイチン硫酸C(ChS−C、コンドロイチン6硫酸)であり、捕鯨禁止によってChS−AからChS−Cに比重が移りつつあるが、鮫の鰭も中華料理の食材として価格が上昇していることに鑑み、より安価に、且つ大量に取得でき、尚かつ種々の有用な用途が期待できる新規なコンドロイチン硫酸と、その取得方法の提供。 |
効果 |
このコンドロイチン硫酸は、従来から知られている鯨由来のコンドロイチン硫酸や鮫由来のコンドロイチン硫酸とは全く異なる新しい構造を有するため、新しい生理活性が期待でき、幅広い範囲に応用できる可能性が高く、抗炎症剤などの医薬品をはじめ、保湿剤として化粧品あるいは目薬に、また、ゲル化剤・ゼリー化剤等の食品添加物として利用しうることはもとより、平均分子量が従来のものよりも小さいことから、従来のものより粘性が低く、配合薬剤とのブレンドが容易となる効果が期待できる。 |
技術概要 |
この技術は、非硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンを含む二糖単位(非硫酸化GalNAc):(22.0±3.3)%、C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンを含む二糖単位(C6位一硫酸化GalNAc):(10.7±15.8)%、C4位一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンを含む二糖単位(C4位一硫酸化GalNAc):(12.5±10.5)%、C4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンを含む二糖単位(C4,C6位二硫酸化GalNAc):(31.2±4.3)%、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミン、C2位グルクロン酸を含む二糖単位(C4,C6位二硫酸化GalNAcC2位一硫酸化GlcA):(23.6±1.7)%を含んで成るコンドロイチン硫酸である。このコンドロイチン硫酸は、例えばバカ貝(アオヤギ)から大量に得られる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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