出願番号 |
特願2005-191783 |
出願日 |
2005/6/30 |
出願人 |
国立大学法人 千葉大学 |
公開番号 |
特開2007-006778 |
公開日 |
2007/1/18 |
登録番号 |
特許第4686716号 |
特許権者 |
国立大学法人 千葉大学 |
発明の名称 |
植物における二次代謝物の産生を増大せしめる方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
食品・飲料の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
生化学的反応、限られた範囲の生物でのみ特異的にみられる代謝、生命の維持、生理的意義 |
目的 |
二次代謝物の量、質、純度および産生速度にかかる要求を十分に満足するものではないこと、また、培養器あるいはバイオリアクターを用いるインビトロ培養のために先進的なシステムを使用すると著しくコスト高になり、経済的にみてシステムが将来性のないものとなり得ることに鑑み、植物由来の大量の二次代謝物を、迅速に産生する方法の提供。 |
効果 |
植物の生育速度は、組織培養における生育速度を上回ることは勿論、野外または温室における栽培した場合の生育速度をも上回る。したがって、従来のような植物の組織培養技術を用いず、より生育ステージが進行した成苗期を経過した植物体において、高濃度の二次代謝物を、迅速に産生することを可能とし、二次代謝物の産生の低コスト化に資するものである。 |
技術概要
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この技術は、組織培養レベルで、かつストレスを与えることが望ましいと考えられていた植物の二次代謝物の増産において、驚くべきことに、成苗期を経過した植物体において、ストレスを与えなくても二次代謝物が増産され得るということに基づく。すなわち、植物における二次代謝物の産生を増大せしめる方法であって、植物の生育に影響する要素の少なくとも1種の要素の制御を、成苗期を経過した植物体に対して行う。「産生を増大せしめる」とは、野外または屋内(室内を含む)における通常の条件下における産生に比較して、単位時間・単位面積当たりの産生量を増大せしめることを意味する。「植物の生育に影響する要素」とは、光合成光子量束密度、二酸化炭素の濃度、光の波長、明期のように、植物の光合成に直接影響を及ぼすような指標とともに、温度、湿度のような、その他の環境における指標も意味する。「成苗期を経過した植物体」とは、移植に好適なステージを経過した植物体であって、典型的には苗床や育苗ポットから本圃やより大きいポット等に移植された直後から成熟期までのステージに相当するステージにある植物体を意味する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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