出願番号 |
特願2005-125770 |
出願日 |
2005/4/22 |
出願人 |
国立大学法人 千葉大学 |
公開番号 |
特開2006-300844 |
公開日 |
2006/11/2 |
登録番号 |
特許第4677556号 |
特許権者 |
国立大学法人 千葉大学 |
発明の名称 |
自閉症の診断薬 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
検査・検出、安全・福祉対策 |
適用製品 |
抗脳由来神経栄養因子抗体、中枢神経系の障害、罹病率、環境からの心理学的要因、自閉症の病態 |
目的 |
自閉症は、間敏な生物学的マ−カ−が確立されておらず、その診断が困難であり、早期に適切な処置を講じることができず、そのことが症状をさらに悪化させる原因になっていることに鑑み、医療の現場から自閉症の早期に診断するような診断薬および診断方法の開発。 |
効果 |
自閉症の診断薬を提供することができる。特に、抗脳由来神経栄養因子抗体と標識化抗脳由来神経栄養因子抗体とを用いて患者血液中の脳由来神経栄養因子の濃度を測定することによって自閉症の診断を容易に行うことができる。 |
技術概要
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この技術は、自閉症の患者の血清中脳由来神経栄養因子のレベルが、健常者のそれと比較して有意に低下していることを見出し、その違いを利用することにより、抗脳由来神経栄養因子抗体を用いて自閉症の診断が可能となることに基づく。例えば、ヒトの血液から血清を調製し、血清中の脳由来神経栄養因子の量を種々の方法により定量する。望ましくは脳由来神経栄養因子に対して特異性の高い抗体を用いたサンドイッチELISAによって脳由来神経栄養因子を検出・定量する。自閉症の血清中の脳由来神経栄養因子の濃度が、健常者の値より有意に低いことを利用し、自閉症を診断する。血清中の脳由来神経栄養因子を測定する方法は、ポリスチレン、ナイロン、ガラス、シリコンラバ−、セファロ−ス等の固相に抗脳由来神経栄養因子抗体を固定する工程;診断する患者の血清を固相に加える、または接触させる工程;固相を洗浄する工程;標識化された抗脳由来神経栄養因子抗体を加える、または接触させる工程;標識を用いて、脳由来神経栄養因子の量を測定する工程からなる方法等が挙げられる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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