出願番号 |
特願2005-116309 |
出願日 |
2005/4/13 |
出願人 |
国立大学法人 千葉大学 |
公開番号 |
特開2006-288327 |
公開日 |
2006/10/26 |
登録番号 |
特許第5584875号 |
特許権者 |
国立大学法人 千葉大学 |
発明の名称 |
成体膵由来膵幹細胞の製造方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
安全・福祉対策 |
適用製品 |
人体における再生現象、細胞に分化しうる潜在能力、神経細胞、脊髄損傷 |
目的 |
コラーゲンゲル三次元培養は、コラーゲンゲル中で培養するため手間とコストがかかること、成体膵由来膵幹細胞を安定にしかも大量に得る点において課題を残していることに鑑み、成体膵由来膵幹細胞を簡便に製造する方法を提供すること、更には、その成体由来膵幹細胞を他の細胞種への分化に貢献することの実現。 |
効果 |
細胞培養液、増殖因子、血清を使用し、ゼラチンなどの細胞外器質をコーティングした細胞培養皿を用いることで成体膵由来幹細胞を極めて効率よく製造することができる。また腺房細胞は、膵臓において極めて大量に存在するほか、ヒト膵島移植における膵島分離過程において廃棄していたものでもあり、これを利用することも可能となり、安定的かつ大量に成体膵由来膵幹細胞を得ることができるようにもなる。 |
技術概要
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この技術では、成体膵由来膵幹細胞の製造方法は、血清と増殖因子を含有する完全細胞培養液を、細胞外器質がコーティングされた細胞培養皿に塗布し、膵腺房細胞を培養することにより行われる。なおここで、成体膵由来膵幹細胞とは、胚細胞又は胎児(動物を含む)由来ではなく成体の分化した細胞、すなわち腺房細胞、膵管上皮細胞、膵内分泌細胞に由来する細胞で、幹細胞の性質を保持したままの増殖及び他の細胞種に分化する能力を有する細胞をいう。成体膵由来膵幹細胞の誘導に先立ち、まず膵腺房細胞の分離を行う。ゼラチンコート処理をした細胞培養皿を用い、この細胞培養皿に膵腺房細胞を加えた完全細胞培養液を塗布することにより行う。この成体膵由来膵幹細胞は概ね4〜7日で製造することができる。細胞外器質であるゼラチンをコーティングした細胞培養皿を用いることにより成体膵由来幹細胞の製造を可能とする。細胞外器質を用いない場合、膵腺房細胞の培養は極めて困難である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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